三十槌の氷柱
荒川の源流部に位置する秩父市の大滝地区。群馬、長野、山梨、東京の各県と接する最奥の地で、秩父多摩国立公園に指定された豊かな自然が残されています。秩父街道(国道140号)沿いの三十槌(みそつち)には、あまり知られていいませ…
荒川の源流部に位置する秩父市の大滝地区。群馬、長野、山梨、東京の各県と接する最奥の地で、秩父多摩国立公園に指定された豊かな自然が残されています。秩父街道(国道140号)沿いの三十槌(みそつち)には、あまり知られていいませ…
埼玉県本庄市児玉町にある成身院の百体観音堂は、1783(天明3)年におきた浅間山の大噴火と飢饉よる死者を弔うための仏堂。1階に秩父三十四観音、2階に坂東三十三観音、3階に西国三十三観音あわせて百観音を祀り、一巡すると百観…
妻沼聖天(めぬましょうてん)で知られる埼玉県熊谷市の古刹で東京・浅草の待乳山聖天(本龍院)、奈良県生駒市の生駒聖天(宝山寺)と並んで「日本三大聖天」に数えられています(三重県桑名市の大福田寺、静岡県小山町の足柄山聖天堂と…
永禄年間(1558〜1569年)には、上杉謙信が船橋を架けて軍が渡河していたと伝わる葛和田の渡し(葛和田渡船/群馬県側の名称は赤岩渡船)。現在も利根川に残る貴重な渡し船として現役で活躍。渡し船ながら熊谷市妻沼と群馬県千代…
昭和38年に開設された日本学生航空連盟の妻沼滑空場(めぬまかっくうじょう)。葛和田の渡し(葛和田渡船=群馬県側は赤岩渡船)に隣接した利根川の河川敷に広がるのどかなロケーションですが、滑空時間と飛行回数では、ともに日本一を…
利根川中流部(利根川河口から154km地点)に位置する利根大堰(とねおおぜき)。昭和44年から運用が開始された全長約500m、12の水門からなる可動堰で、取水された水は、見沼代用水、埼玉用水、武蔵水路などに分水。1号魚道…
慶雲年間(704年〜708年)に武蔵国秩父郡(現・埼玉県秩父市黒谷)から自然銅(にぎあかがね=熟銅)が発見され、708(慶雲5)年正月11日に朝廷(藤原宮)に献上されました。元明天皇は、同日に元号を「和銅」に改元、日本最…
農業用貯水池として昭和10年に完成した人造湖(中心刃金式土堰堤)が毛呂山町の鎌北湖。旧山根、毛呂、川角、大家、入西の5村は毎年水不足に悩まされていましたが、世界恐慌対策の公共事業として大谷木川の渓流を堰き止め溜池を造成。…
帰化人のふるさとと呼ばれる日高市高麗本郷にある古民家。巾着田を望む小高い場所に位置し、背後の屋敷林、道沿いの石垣なども現存しています。江戸時代末〜明治時代前半築の主屋、明治39年築の客殿、南土蔵、北土蔵、納屋があり、国の…
正式名を高麗山聖天院勝楽寺といい真言宗智山派(創建時は法相宗)の寺。668年に唐・新羅連合軍により滅亡した高句麗(コグリョ=古代に朝鮮半島北部にあった国)から日本に亡命した王族たちはその後現在の日高市に定住しましたが、そ…
高麗家は高麗神社の神職を代々務めてきた旧家。高麗王(こまのこにきし)という氏姓をヤマト王権から賜った高句麗(コグリョ)からの帰化人・高麗若光(こまのじゃっこう)を祖にする一族で、神職を勤める高麗神社の境内に建つのが慶長年…
現在の日高市は、古代、帰化人が先進の文明を伝えた土地。日高市が高麗の里(こまのさと)とも呼ばれているのは、716(麗亀2)年5月16日に高麗郡(こまのこおり)を置いたことに由来しています。その歴史を今に伝える神社が巾着田…
高麗川が蛇行し巾着(きんちゃく)の形になっているから名付けられたのが巾着田。直径500m、広さ22haの平地で、昔は水田として使われていました。現在は高麗の里(こまのさと)として園地化され、春のレンゲと桜、初夏のハナショ…
関八州見晴台は標高771m、顔振峠と刈場坂峠のほぼ中間地点に位置する展望台で高山不動尊のルーツでもある奥の院が鎮座しています。その名の通りの絶景で、武蔵、相模、上総(かずさ)、下総(しもうさ)、安房(あわ)、上野(こうづ…
高麗(こま)の巾着田(きんちゃくだ)を見渡す展望台ともなるのが標高305.1mの日和田山。奥武蔵自然公園の中心に位置し、手頃なハイキングの地として人気があります。巾着田から1時間ほどで到達でき、山頂には金刀比羅神社(こと…
黒山三滝(くろやまさんたき)は、奥武蔵・越生町を流れる越辺川(おっぺがわ)支流に落ちる天狗滝、男滝、女滝の3つの滝の総称で県立黒山自然公園のシンボル的な存在。古くから修験道の行場であったため、男滝の脇には不動明王が祀られ…
秩父札所5番、小川山語歌堂は臨済宗南禅寺派の寺。観音堂には慈覚大師の作と伝えられ、「子返しの観音」の別名がある准胝観音(じゅんていかんのん)を安置し、除災、延命、救児などにご利益があります。准胝観音を祀る寺は西国札所11…
秩父札所の中で石仏の寺として名高いのが札所4番・金昌寺。山門の大わらじが印象的で、記念撮影の人気スポットになっていますが境内には1300体の石仏が配され、奥の院から山門まで一巡して拝観できる仕組み。本堂手前左に井戸が長命…