高野山町石道
紀の川流域の慈尊院(和歌山県九度山町)から高野山奥の院弘法大師御廟に至る約24kmの参詣道(高野山の表参道)が、高野山町石道(こうやさんちょういしみち)。高野山へ向かう7つの登山道のなかでも随一の参道で、弘法大師が高野山…
紀の川流域の慈尊院(和歌山県九度山町)から高野山奥の院弘法大師御廟に至る約24kmの参詣道(高野山の表参道)が、高野山町石道(こうやさんちょういしみち)。高野山へ向かう7つの登山道のなかでも随一の参道で、弘法大師が高野山…
明治5年に女人禁制が解かれるまで、高野山は女性の立ち入りが厳しく禁じられていました。女人禁制の時代には、高野山に通じる主要な参詣道には、女人堂が建てられ、女性は女人堂に籠り、空海が葬られた弘法大師御廟を遥拝したのです。京…
世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録される高野山町石道沿いにあり、弘仁10年(819年)5月3日、空海が高野山に丹生明神と狩場明神(高野明神)を勧請した際に、神域の入り口として建立した2基の鳥居が並ぶことから二ツ…
和歌山県九度山町にある弘仁7年(816年)に空海によって慈尊院とともに丹生高野明神社として創建したと伝わる古社が、丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)。本殿はユネスコの世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録資…
世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産である丹生都比売神社の鎮座する和歌山県かつらぎ町の標高450m内外の盆地が天野の里。弘仁7年(816年)、丹生都比売神社の祭神に導かれて高野山を開いたと伝わる空海は曼荼羅院…
平安時代から鎌倉時代にかけて、高野参詣の表参道だった和歌山県かつらぎ町、天野の里にある『延喜式神名帳』記載の古社が丹生都比売神社(にふつひめじんじゃ)。高野山の鎮守社で、本殿、楼門、境内は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣…
和歌山県九度山町にある慈尊院は、空海(弘法大師)が、弘仁7年(816年)に創建した寺で、「女人高野」の名で知られる古刹。空海は高野山に女人の入山を厳しく禁じ、母の入山も許しませんでした。そこで、空海の母は高野山の麓にある…
和歌山県立紀伊風土記の丘の中心施設であるミュージアムが紀伊風土記の丘資料館。国の特別史跡・岩橋千塚古墳群(いわせせんづかこふんぐん)など、和歌山県内の遺跡、古墳、根来寺などからの出土品の保存、調査研究、公開のため、郷土出…
和歌山市東の郊外、岩橋(いわせ)の丘陵地に広がる岩橋千塚古墳群(いわせせんづかこふんぐん)。この古墳群を中心に竪穴住居や紀伊風土記の丘資料館などが整備されたのが、和歌山県立紀伊風土記の丘です。紀氏に始まる紀伊国造(きのく…
和歌山県田辺市、紀伊田辺駅南東、仮庵山(かりおやま)の麓にある古社が闘鶏神社(鬪雞神社)。祭神は熊野十二神で、交通の要所でもあることから中世、近世には新熊野合権現として繁栄。平家を支援した熊野別当家との縁が深いのですが、…
串本港の沖合、1.6kmに浮かぶ大島(紀伊大島)。天然の良港である大島港は、江戸時代には江戸〜大坂航路の寄港地、風待ち港として栄え、平成11年、串本と大島を結ぶ和歌山県道40号(樫野串本線)のくしもと大橋が完成するまで串…
和歌山県串本町の紀伊大島、トルコ軍艦遭難慰霊碑に隣接して建つトルコ記念館。明治23年び遭難したトルコ軍艦遭難者の慰霊を通じて串本町とトルコ共和国の友好が深まり、昭和39年にはトルコのヤカケント町と姉妹縁組み、平成6年には…
古くから良質な古座川材の産地として林業が盛んな地、和歌山県東古座川町を流れる古座川流域。河口には舟運を利用した町が開けましたが、蛇行が激しい中流部は「古座峡」と呼ばれる峡谷を形成、秘境感すら漂うエリアとなっています。高さ…
熊野、吉野大峯とともに世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産となっている高野山。その玄関駅となるのが高野山ケーブルカー(正式名は南海鋼索線)の高野山駅。高野山の山上標高867mに位置する駅で、駅舎は国の登録有形…
空海が開いた真言密教の聖地で、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産にもなっている高野山(和歌山県高野町)。高野山の山上で壇上伽藍(だんじょうがらん)と並ぶ聖域となっているのが、弘法大師御廟や戦国大名や近世大名…
高野山には今も現役で時を告げる鐘が2ヶ所あります。壇上伽藍・金堂の右脇、根本大塔の南に位置する高野四郎(こうやしろう=大塔の鐘)、そしてもうひとつが壇上伽藍から少し離れた金剛峯寺前駐車場に近い六時の鐘です。高い石垣の上に…
開山の像を安置した建物が御影堂(みえいどう)。空海が開いた真言密教の聖地、高野山の壇上伽藍に建つ御影堂は、もともと空海(弘法大師)の持仏堂として十大弟子のひとり、僧都(そうづ)が建立。後に真如親王直筆の弘法大師御影像を奉…
高野山の中心伽藍で、空海創建時の伽藍配置の名残を留める壇上伽藍(だんじょうがらん)。蛇腹道から壇上伽藍に入ると、東塔が出迎えてくれますが、その奥に三昧堂、大会堂(だいえどう)が続き、さらに愛染堂、根本中堂が建っています。…