桐生市近代化遺産絹撚記念館(旧模範工場桐生撚糸合資会社事務所棟)
昭和10年頃に繁栄のピークを迎えた群馬県桐生市の織物の歴史を学ぶことができるミュージアムのひとつ。織物に加工する前の糸に「ヨリ」をかける工程が撚糸。大正6年、模範工場桐生撚糸合資会社(大正7年に日本絹撚株式会社と改称)が…
昭和10年頃に繁栄のピークを迎えた群馬県桐生市の織物の歴史を学ぶことができるミュージアムのひとつ。織物に加工する前の糸に「ヨリ」をかける工程が撚糸。大正6年、模範工場桐生撚糸合資会社(大正7年に日本絹撚株式会社と改称)が…
北海道北見市の礎を築いたハッカ(薄荷)。明治35年頃から生産が始まったハッカは昭和14年に全盛期を迎え、当時世界ハッカ市場の7割を占めるまでに成長していました。ハッカ産業の発展に大きく貢献したのが昭和9年に開業したホクレ…
日本海へと流れ出る阿賀野川水系の一級河川である日橋川の水門で、猪苗代湖の湖口に位置するのが十六橋水門。明治13年、安積疏水事業の一環として猪苗代湖ダム化のために水門を兼ねた16径間の石造アーチ橋が建設されたのが始まり。大…
熊野、吉野大峯とともに世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産となっている高野山。その玄関駅となるのが高野山ケーブルカー(正式名は南海鋼索線)の高野山駅。高野山の山上標高867mに位置する駅で、駅舎は国の登録有形…
南海電気鉄道高野線の終点、極楽寺橋駅(標高535m)と熊野、吉野大峯とともに世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に指定された高野山の玄関口、高野山駅(867m)を結ぶケーブルカーで、正式名は南海鋼索線。高野山ケーブルカ…
栃木県野木町にある旧下野煉化製造会社煉瓦窯の通称が、野木町煉瓦窯。明治23年〜昭和46年に稼働し、赤煉瓦を生産して日本の近代化に貢献したホフマン式の煉瓦窯です。国の重要文化財、そして「建造物の近代化に貢献した赤煉瓦生産な…
JR日光線の終着駅が日光駅。東北本線などを敷設した日本鉄道が明治23年8月1日に開業したという歴史ある駅で、開業の記念式典には小松宮彰仁親王(こまつのみやあきひとしんのう)も臨席しています。現存するネオ・ルネサンス様式の…
愛媛県松山市の道後温泉は、『日本書紀』にも登場するわが国最古ともいわれる温泉地。和風木造3階建ての道後温泉本館は、道後温泉の共同浴場で、明治27年に神の湯を竣工、明治32年に霊の湯(たまのゆ)と又新殿(ゆうしんでん)が増…
愛媛県大洲市の肱川(ひじかわ)河口に架かる橋で現存する日本最古の道路開閉橋が長浜大橋。全長226mの橋の中央部の18mの区間を跳ね上げて開閉することができる可動橋で昭和10年の完成。架橋当時、肱川は内子の木蝋(もくろう)…
鹿児島県霧島市にあるJR肥薩線の駅で明治36年1月15日開業の駅が嘉例川駅(かれいがわえき)。大正9年、皇太子(昭和天皇)が東郷平八郎とともに高屋山上陵参拝のため乗降した歴史を有しています。開業当初のままに現存する駅舎は…
鹿児島県霧島市にあるJR肥薩線の駅で、鉄道院が横川駅として明治36年1月15日に開設(大正9年に大隅横川駅に改称)。開業前年の明治35年築のレトロな駅舎は国の登録有形文化財になっています。現存する鹿児島県内最古の駅舎で、…
熊本県宇城市にある三角西港は、宮城県の野蒜港、福井県の三国港と並ぶ明治3大築港のひとつで、明治17年から4年の歳月を費やして造られた石積みの港。730mにもおよぶ石積埠頭や石積排水路が築港当時のままに現存し、世界文化遺産…
熊本県宇城市(うきし)にある三角西港は、明治時代に、三池炭鉱の石炭輸出のため、国策で築かれた日本で最初の近代的な港湾。往時の石積埠頭などがそのままに残され、世界文化遺産、経済産業省の近代化産業遺産、さらに文化庁の重要文化…
宮城県の野蒜港、福井県の三国港と並ぶ明治三大築港のひとつ三角西港は、宇土半島の西端、熊本県宇城市の港湾。明治20年に3年以上の歳月をかけ、当時の国家的事業として内務省嘱託オランダ人技師ローウェンホルスト・ムルデルによって…
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の23構成資産のひとつが熊本県荒尾市・福岡県大牟田市にある三井三池炭鉱の万田坑跡(まんだこうあと)。三井の総力を挙げて整備された、わが国最大規模の竪坑で、明治32築の…
北九州港の若戸渡船若松渡場のある南海岸通りから東海岸通りにかけての海岸には、明治25年に若松港が築港された時代の石積護岸が残されています。この護岸、筑豊炭鉱の石炭を積み出すために築かれたもの。同様に、大正8年築の旧古河鉱…
香川県にはため池が1万4000もありますが、代表的なため池は、大きな順に満濃太郎(満濃池)、神内次郎(神内池)、三谷三郎(三郎池)、奈良須四郎(奈良須池)と兄弟のような愛称が付いています。仲多度郡まんのう町にある湖水面積…
香川県観音寺市にある現存する日本最古の石積み式マルチプルアーチダムで、国の重要文化財に指定(指定名称は「豊稔池堰堤・ほうねんいけえんてい」)。干ばつ対策、農業用水の安定供給を目的に大正15年に着工され、延べ15万人による…