興福寺
奈良にある法相宗(ほっそうしゅう)の大本山が興福寺。奈良に都(平城京)があった時代には大官大寺(大安寺)、元興寺、薬師寺とともに四大寺の一つに数えられた名刹。南円堂は西国三十三所第9番札所で、多くの巡礼の人の姿を見かけま…
奈良にある法相宗(ほっそうしゅう)の大本山が興福寺。奈良に都(平城京)があった時代には大官大寺(大安寺)、元興寺、薬師寺とともに四大寺の一つに数えられた名刹。南円堂は西国三十三所第9番札所で、多くの巡礼の人の姿を見かけま…
姫路城本丸の天守台の北側に続く帯状の北腰曲輪(きたこしくるわ)の北側に続く櫓群の西端に位置するのがイの櫓。イ・ロ・ハ・ニ・ヘの渡櫓とホの櫓が連結する櫓群の西側を守備する櫓で、慶長年間の築と推測されるため国の重要文化財に指…
北腰曲輪の塩櫓同様に、櫓の中に井戸を構えるという珍しい櫓が井戸櫓(井郭櫓)。井郭櫓(いのくるわやぐら)とも通称されていますが、井戸曲輪にはないため、井戸櫓が正しい呼び名。備前門の近くに位置し、備前丸に居館を構えた池田氏の…
南都七大寺の1つに数えられる奈良の古刹が元興寺(がんごうじ)。蘇我馬子が飛鳥(あすか)に建立した日本最古の仏教寺院・飛鳥寺(法興寺)がその前身。平城京で元興寺(がんごうじ)と名前を変え、奈良時代には東大寺に次ぐという寺格…
お菊の亡霊が井戸で夜な夜な「一枚、二枚・・・」と皿を数えるという怪談の舞台ともいわれるのが姫路城・上山里にあるお菊井戸。釣瓶取井戸(つるべとりいど)が正式名ですが、現在では「お菊井」という石柱まで配されています。ところが…
全国3000におよぶ春日神社の総本社が奈良の春日大社。710(和銅3)年、藤原不比等(ひじわらのふひと)が平城京鎮護のため、鹿島神宮から武甕槌命(たけみかづちのみこと=鹿島神)の分霊を勧請し、御蓋山(みかさやま=春日山)…
姫路城の本丸を守る搦手側の曲輪が井戸曲輪。その井戸曲輪に建つのが帯郭櫓(おびくるわやぐら)で、帯の櫓横から下った場所にあります。二重二階の櫓は、慶長年間の築と推測され、国の重要文化財となっています。腹切丸という名もありま…
播磨姫路藩初代藩主となった本多忠政(ほんだただまさ)が、嫡男・本多忠刻(ほんだただとき)と千姫のために居館となる武蔵野御殿を築き、西の丸に、千姫の自由になる建物を設けたのが化粧櫓。徳川家から輿入れ時に賜った化粧料で造った…
姫路城の上山里丸の大手側の出入口にあたるのが「ぬの門」。反対側(搦手側)には「りの門」が構えていますが、「ぬの門」は、姫路城随一の堅固な防御を誇る門で、「ぬの門」から上山里丸、帯曲輪を経由して本丸に至る登城ルート(下道=…
姫路城の帯曲輪(おびくるわ)と上山里丸を結ぶ場所に建つ脇戸付高麗門が「りの門」。解体修理中に軒天井板の裏面に慶長4年という墨書が発見され、姫路城内で唯一、池田輝政時代以前に建てられたことが判明しており、国の重要文化財に指…
備前丸の入口にあるので備前門と通称されていますが、江戸時代の正式名称は東入口門。築城当初、池田家が城主だった時代には備前丸に城主の居館(本丸御殿)があったことから、備前丸防備の要として機能した門です。居館のなかでも御台所…
姫路城の搦手(裏口)側の登城ルートと、備前丸からの登城道とをつなぐ位置にある小さな門が「ちの門」。横には番所があり、井郭櫓が聳えています。番所には、常時警護の武士が詰め、搦手からの出入りを監視していました。慶長年間築の二…
姫路城の搦手(からめて=裏側)の最後を守る門が「との一門」。切妻造りの楼門で、延長20mに及ぶ「との一門東方土塀」とともに国の重要文化財に指定。「との一門」は、木の地肌を活かした素木造り(しらきづくり)の門で、近世城郭以…
奈良市街の背後にそびえる春日山(標高294m)は、古くは御蓋山(みかさやま)とも呼ばれ、山頂には春日大社第一の祭神・武甕槌命(たけみかづちのみこと)が768(神護景雲2)年に白鹿に乗り天降ったとされている神跡があり、本宮…
姫路城の連立天守群の建つ天守台の北西、乾小天守(いぬいこてんしゅ/乾=北西)北側の石垣に「姥が石」(うばがいし)と通称される伝説の石があります。築城の際の転用石にまつわるエピソードですが、実は後世の創作という疑いも大で・…
水戸の偕楽園(かいらくえん)に隣接する常磐神社(ときわじんじゃ)は、義公と呼ばれた第2代水戸藩主・徳川光圀(とくがわみつくに=「水戸黄門」)と烈公と呼ばれた第9代水戸藩主・徳川斉昭(とくがわなりあき)を祀る神社で明治6年…
水一門(水の一門)に続いて連続して登場するのが水二門(水の二門)。水一門と同じ簡素な棟門で、違いといえば水一門が片開きなのに対し、水二門は両開きという点。水二門は慶長年間の築で国の重要文化財に指定。
姫路城の天守台を守るのが水の門。その最初の門が水一門(水の一門)で、「ほの門」をくぐった時に立ちふさがる巨大な油壁の陰に隠された一間棟門(いっけんむねもん)が水一門(水の一門)です。少しUターンするような構造で、さらに下…