白旗神社(源頼朝墓所)
建久9年(1199年)12月27日、源頼朝は、御家人・稲毛重成(いなげしげなり)が亡妻の供養のために相模川に架けた橋の落成供養の帰途、落馬したことが原因で没しています。頼朝は鎌倉の持仏堂(後の法華堂)に葬られましたが、明…
建久9年(1199年)12月27日、源頼朝は、御家人・稲毛重成(いなげしげなり)が亡妻の供養のために相模川に架けた橋の落成供養の帰途、落馬したことが原因で没しています。頼朝は鎌倉の持仏堂(後の法華堂)に葬られましたが、明…
四谷寺町にある身延山久遠寺の末寺が日蓮宗の寺、妙典山戒行寺。文禄4年(1595年)に麹町に建立し、寛永11年(1634年)に江戸城外堀工事のため四谷に移転しました。旗本直参の宮重作兵衛の尽力で移転し、妙典山という山号は、…
鎌倉幕府3代将軍・源実朝は、建保7年(1219年)1月27日、右大臣任官の祝賀が行なわれた鶴岡八幡宮参拝の帰り道、境内で甥(おい)の公暁に暗殺されてしまいます。神奈川県秦野市(はだのし)にある金剛寺は、鶴岡八幡宮境内で暗…
鎌倉幕府を開いた源頼朝が創建した由緒ある古社が鶴岡八幡宮。もとは康平6年(1063年)、相模守となった源頼義が、材木座に京の石清水八幡宮を勧進したのが始まり。その後、鎌倉に居を構えた頼朝が治承4年(1180年)10月12…
源頼朝が没した翌年の正治2年(1200年)、北条政子の発願で伽藍を建立、栄西が開山した名刹、寿福寺。鎌倉五山第三位で臨済宗建長寺派の寺。寺が建つ場所は頼朝の父、源義朝(みなもとのよしとも)の居館があった場所。頼朝が鎌倉入…
錦市場の東端で、新京極通との交差点にあたるのが、錦天満宮。社伝では、長保5年(1003年)に菅原道真の邸宅「菅原院」の旧殿を源融(みなもとのとおる)の邸宅「六条河原院」跡地に移し、歓喜寺としましたが、その際に道真の霊を祀…
東京都文京区大塚5丁目にある真言宗豊山派の大本山が護国寺。正式名は神齢山悉地院大聖護国寺。天和元年(1681年)、5代将軍・徳川綱吉は江戸城三の丸に暮らす生母、桂昌院(3代将軍・徳川家光の側室)の願いから、桂昌院の祈願寺…
天正9年(1581年)創建の浄土宗の寺で、庄内藩主・酒井家の菩提寺が鶴岡市にある大督寺。庄内藩農民の義民一揆「天保義民事件」を題材にした藤沢周平初の長編歴史小説『義民が駆ける』に登場しています。鶴岡公園(鶴岡城)から徒歩…
東京都文京区小石川の高台にある寺で、正式名は無量山傳通院寿経寺(むりょうざんでんづういんじゅきょうじ)ですが、一般に小石川の伝通院(でんづういん)と呼ばれています。伝通院という寺の院号は、徳川家康の生母・於大の方の法名「…
京都府と福井県との県境に位置する標高693mの青葉山(若狭富士)西山腹(舞鶴市)にある西国三十三所第29番札所の寺が松尾寺(まつのおでら)。和銅元年(708年)に中国の僧、威光(いこう)が開山したと伝わる古刹です。本尊は…
天平8年(736年)、徳道上人の創建と伝わる鎌倉長谷にある浄土宗の古刹、長谷寺(はせでら)。坂東三十三観音第4番霊場で本尊は十一面観世音菩薩。高台にあるため、長谷界隈でもっとも眺めがいい寺で、鎌倉の海岸線を眺望します。そ…
近江八幡市安土町にある古社が沙沙貴神社(ささきじんじゃ)。神代の昔、少彦名命(すくなひこのみこと)を祀ったことに始まり、古代に近江国(おうみのくに=現・滋賀県)に勢力を誇った豪族・沙沙貴山君(ささきやまぎみ)が大彦命(お…
応仁元年(1467年)~文明九年(1477年)の間、京を焼き尽くすほどの争乱になり、戦国時代移行の原因となった戦乱が応仁の乱。その戦火の緒戦の火蓋が切られたのが、京都市上京区の上御霊神社です。実は、当初は畠山家の家督争い…
鎌倉市長谷にある浄土宗の寺、高徳院。本尊は「鎌倉大仏」、「長谷の大仏」と通称される大仏(阿弥陀如来像)で、国宝。源頼朝が奈良大仏にならって大仏建立を発願しましたが、没後に建築が始まり、現在の大仏は建長年間の鋳造といわれて…
平安遷都の際、非業の死を遂げた早良親王(さわらしんのう=光仁天皇の皇子)の霊を鎮めるため、桓武天皇によって造営されたもの。正式名は御霊神社ですが、御所南東にある下御霊神社に対して、北に位置するため上御霊神社と呼ばれていま…
大船駅のすぐ近く、無我相山(むがそうざん)の山頂に建ち、市街を見下ろす巨大な白衣観音像(護国観音像)で有名な大船観音。正式名は大船観音寺で、曹洞宗の寺。建造が開始されたのは、昭和4年のこと。戦争により一時中断を余儀なくさ…
天平神護元年(765年)、称徳天皇の勅願により藤原仲麻呂の反乱の鎮圧を目的に、鎮護国家と平和祈願のため7尺の金銅四天王を造立したのがはじまりという奈良の古刹、西大寺。創建当時は、東の東大寺に対する西の大寺として繁栄。寺域…
鎌倉市二階堂にある天台宗の名刹、杉本寺。天平6年(734年)、行基開基と伝わる古刹で、鎌倉最古の寺。本尊は十一面観世音菩薩で、坂東三十三観音(坂東三十三箇所)、鎌倉三十三箇所の第1番札所となっています。文治5年(1189…