沙沙貴神社

沙沙貴神社

近江八幡市安土町にある古社が沙沙貴神社(ささきじんじゃ)。神代の昔、少彦名命(すくなひこのみこと)を祀ったことに始まり、古代に近江国(おうみのくに=現・滋賀県)に勢力を誇った豪族・沙沙貴山君(ささきやまぎみ)が大彦命(おおひこのみこと)を、宇多源氏が祖・敦實親王(あつざねしんのう)を祀ったことで、佐々木さんのルーツに。

佐々木さんをはじめ220余姓のルーツが沙沙貴神社

本殿祭神は、佐佐木大明神(一座・少彦名命、二座・大彦命、三座・仁徳天皇、四座・宇多天皇・敦実親王)。
全国の佐々木さんから熱い視線を送られる佐々木さんのルーツ。
佐々木源氏、そして近江源氏の祖神を祀っているのです。

佐々木氏は、近江国蒲生郡佐々木庄(近江八幡市安土町)を発祥とし、宇多源氏の源成頼(みなもとのなりより=平安時代中期の公家)が佐々木庄に住んで佐々木姓を名乗り、源平合戦(治承・寿永の乱)で活躍し全国に勢力をひろげていきました。
佐々木氏の居館があったとされるのは、小脇(現・東近江市小脇町)。

実は佐々木さんだけでなく、宇多源氏・佐佐木源氏を祖とする佐佐木、笹木、佐々城、沙沙貴、六角、京極、黒田、三井、田中、大原、高嶋、篠笥、尼子、伊庭、椙山、岳、朽木、和泉、山脇、種村、鯰江、乃木、松下、和邇など全国220余姓のルーツが、この沙沙貴神社なのです。

「年間を通して全国の佐々木さんが参拝されています」(沙沙貴神社)というのも、当然のこと。

江戸中期に再建された茅葺きの「楼門」や、東西廻廊と四国九亀藩主京極家によって弘化5年(1848年)に建築された「本殿」「権殿」「拝殿」など大型木造建築8棟は滋賀県の有形文化財に指定されています。

四季の花が参拝者を迎える「近江百華苑」(おうみひゃっかえん)も整備され、京都御所から株分けされた素心蝋梅(そしんろうばい)、初夏の「なんじゃもんじゃ」(ヒトツバタゴ)など200種ほどの花が境内を彩っています。

「呑月の庭」は、明治に活躍した勝元鈍穴(勝元宗益)の作庭(「鈍穴の庭」)。

沙沙貴神社
名称 沙沙貴神社/ささきじんじゃ
Sakaki Jinja Shrine
所在地 滋賀県近江八幡市安土町常楽寺1
関連HP 沙沙貴神社公式ホームページ
電車・バスで JR安土駅から徒歩15分
ドライブで 名神高速道路竜王ICから約12km。または、蒲生スマートICから約9km
駐車場 40台/無料
問い合わせ 沙沙貴神社 TEL:0748-46-3564/FAX:0748-46-5311
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

佐々木さんのルーツを探せ!

2015年3月14日

 

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