千葉県立青葉の森公園

千葉市の中央部に位置する青葉の森公園は、畜産試験場跡地に整備された公園。大正6年に設置された農商務省畜産試験場が前身で(昭和55年、つくば市に移転)、園内には「畜産試験研究発祥の地」碑も建てられています。53.7haという広大で緑豊かな園内は散策を楽しむのにも最適です。

千葉市の中心に残された貴重な自然

千葉県立青葉の森公園

「ネイチャーゾーン」に生育するプラタナス、ヒマラヤスギ、イイギリ、イチョウは、農商務省畜産試験場時代の木をそのまま残したもので見事な大木に育っています。
芝生の広場やわんぱく広場、水の広場などがある「レクリエーションゾーン」、梅園、西洋庭園、彫刻広場、千葉の自然を再現した生態園などがある「カルチャーゾーン」、自然の地形や樹木をいかした「ネイチャーゾーン」、野球場や陸上競技場、テニスコートなど整備された「スポーツゾーン」があります。

「カルチャーゾーン」にある「千葉県立中央博物館生態園」は千葉県の自然を再現したコーナーで、入口のオリエンテーションハウスで解説シートを入手し、野鳥観察舎など園内を回る仕組み。
「タヌキやイタチがいます」の表示の通り、生態圏には野生生物も多数生息。

初春には、梅の花が咲き乱れ、一足先に春を感じる地としても人気を呼んでいます。
梅園、里の森などに八重寒紅、大盃、鴛鴦、鹿児島紅、玉牡丹、唐梅、新冬至、白加賀など35品種1000本の白梅、紅梅が植栽され、2月中旬〜3月中旬が見頃。

また、「千葉県立中央博物館」や「芸術文化ホール」などの文化施設も揃っていて1日たっぷりと過ごせます。

園内には「土気往還」が現存!

園内にはあまり知られていませんが、九十九里の海産物を江戸へと運んだ土気往還(とけおうかん=旧東金街道)の旧道も昔のままに残されています。これは畜産試験場が誕生したとき、場内を通る道の通行を禁止し、東金街道の迂回路を新に設けたため、当時の街道が奇跡的にそのまま残されたもの。街道歩きが好きな人にはぜひ歩いてもらいたい道です。

千葉県立青葉の森公園
千葉県立青葉の森公園
名称千葉県立青葉の森公園/ちばけんりつあおばのもりこうえん
所在地千葉県千葉市中央区青葉町977-1
関連HP千葉県まちづくり公社公式ホームページ
電車・バスでJR千葉駅東口から京成バス大学方面行き13分、県立中央博物館下車、徒歩5分、または、京成千葉寺駅から徒歩15分
ドライブで京葉道路松ヶ丘ICから約1.8kmで西口駐車場
駐車場西口駐車場(144台/有料)・南口駐車場(312台/有料)・北口駐車場(127台/有料)
問い合わせ千葉県立青葉の森公園 TEL:043-208-1500/FAX:043-208-1508
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

千葉県立中央博物館

房総の自然や歴史に関する博物館で、県立青葉の森公園の一角にあるミュージアム。本館展示室と野外の生態園に分かれており、本館の常設展示は、「房総の自然誌」、「房総の歴史」、「自然と人間のかかわり」という3つの展示コーナーに分かれています。千葉県

 

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