藻原寺

茂原市にある日蓮宗の本山が藻原寺(そうげんじ)。清澄山を追われて藻原近く、笠森の観音堂で難を逃れていた日蓮が、1276(建治2)年、藻原の豪族・斎藤兼綱の招きで邸内に堂宇を建てたのが起こりという日蓮ゆかりの名刹。常楽山妙光寺は日蓮の命名で、弟子の日向が法華堂を築いています。

日蓮聖人ゆかりの名刹

大堂(祖師堂)

高さ25mの藻原寺の山門(戒壇塚)は茂原市のシンボル的な多宝塔。
大堂(祖師堂)では、日蓮の御影(尊像)を祀っています。
さらに守護神である華経房日徳尊儀を安置する華経殿、1688(貞享4)年建立の鐘楼、釈迦如来座像・多宝如来座像を祀る仏殿などがあります。また、境外のお堂として、日蓮大聖人が乗ったという「栗鹿毛」を埋葬したと伝わる馬頭観世音が御塚観音堂です。

広い境内諸堂を、木造朱塗りの橋が結び、春には桜が咲いて美しさを増します。

隣接して「日本さくら名所100選」に選定の茂原公園、弁天池と茂原弁財天を祀る弁天堂があるので寄り道を。

ちなみに藻原という名は、774(宝亀5)年に藤原黒麻呂(ふじわらのくろまろ)によって拓かれた荘園・藻原荘(もばらのしょう)に由来。
湿地が多かったため藻原と呼ばれていたと推測され、茂原に転訛して現在の地名になっています。

彼岸橋など美しい橋で結ばれています
茂原法華七福神
茂原市内にある日蓮宗寺院を巡る「茂原法華七福神」(もばらほっけしちふくじん)の辨財天が茂原公園の弁天堂です。
ご朱印は、藻原寺事務所にて受け付け。

辨財天=藻原寺(千葉県茂原市茂原1201)
福禄寿=東光院(千葉県茂原市茂原1249)
大黒天=妙弘寺(千葉県茂原市茂原1239)
恵比寿=妙樂寺(千葉県茂原市箕輪420)
寿老人=妙源寺(千葉県茂原市墨田730)
布袋尊=信行寺(千葉県茂原市上永吉121)
毘沙門天=實相寺(千葉県茂原市高師1041)

【モデルコース】
藻原寺(辨財天)→東光院(福禄寿)→妙弘寺(大黒天)→妙樂寺(恵比寿)→妙源寺(寿老人)→信行寺(布袋尊)→實相寺(毘沙門天)

藻原寺
名称 藻原寺/そうげんじ
所在地 千葉県茂原市茂原1201
関連HP 藻原寺公式ホームページ
電車・バスで JR茂原駅から長南方面行きのバスで7分、藻原寺下車、徒歩5分
ドライブで 圏央自動車道茂原長柄スマートICから約5.8km
駐車場 100台/無料
問い合わせ 藻原寺 TEL:0475-22-3153/FAX:0475-22-1173
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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