をくづれ水仙郷

房州(千葉県南部)の花づくりは、安政年間(1854年~1860年)、元名村(鋸南町元名)に咲く日本水仙が「元名の花」と呼ばれ、船で江戸に運ばれたのが始まりといわれています。今や越前海岸、淡路島と並んで「日本三大水仙群生地」に数えられる千葉県鋸南町で、散策に絶好な場所が、「をくづれ水仙郷」です。

佐久間ダム湖から大崩地区にかけてがお花見エリアに!

「をくづれ」というのは、鋸南町大崩(をくづれ)地区の字名(あざめい)。佐久間ダム湖からその北側に位置する大崩地区の中心部(大崩バス停、大崩公民館)に続く一帯が水仙郷になっているのです。
周囲の水田は、すべてが棚田という景勝の地に山裾や土手を利用して、5ha、6000万球が植栽されています(現在、鋸南町の水仙は「元名水仙ロード」、谷沢水仙郷などと合わせて1億球といわれています)。

佐久間ダム湖の湖畔に広がる親水公園には、水仙のほか、梅、早咲きの頼朝桜なども植栽され、12月〜1月の水仙の開花に始まり、梅、桜と4月中旬までお花見が楽しめます。

をくづれ水仙郷
名称をくづれ水仙郷/をくづれすいせんきょう
所在地千葉県安房郡鋸南町大崩地先
関連HP鋸南町公式ホームページ
電車・バスでJR内房線保田駅、安房勝山駅から鋸南町営循環バス利用
ドライブで富津館山道鋸南保田ICから約7.3km。または鋸南富山ICから約5.4km
駐車場80台/有料
問い合わせをくづれ水仙郷観光案内所(シーズン中のみ)TEL:0470-55-8040
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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