五反田駅と蒲田駅を結ぶ、「昭和レトロな沿線」とも称される東急池上線。昭和20年代に池上線、旧目蒲線を走った車両をモデルにした復刻デザインのウッディな「きになる電車」が走行。さらに戸越銀座駅などで『木になるリニューアル』されていますが、今回は千鳥町駅(ちどりちょうえき/東京都大田区)のリニューアルが始まります。
「きになる電車」が走り、駅は『木になるリニューアル』

池上線を走る「きになる電車」は、昭和26年〜昭和41年に池上線、そして旧目蒲線を走った旧3000系をモチーフに、室内を木目調に、吊り手も木の職人が手作業で作るという凝った復古調電車(1000系をリニューアル)。
まさに昭和レトロを具現化した車両です。
『木になるリニューアル』は、平成27年に東急電鉄が始めた木材を多く活用した駅舎の改修プロジェクト。
耐震性・耐火性に優れた木造建築が可能となったことで、老朽化が目立ってきた池上線の各駅を、「池上線ならではの路線の特徴や駅に合ったリニューアル」を行なうことで、沿線の活性化を図ろうと始まったプロジェクトです。
昔ながらの商店街が残り、下町のようなレトロな雰囲気が漂う沿線。
そして3両編成の列車と、まさに「昭和レトロ」が売りなので、『木になるリニューアル』となったもの。
しかも池上線は東京都内だけを走るということで、地産地消にこだわり、使用する木材も多摩産とのこと。
現在までに戸越銀座駅、旗の台駅、長原駅の『木になるリニューアル』が完了。
第4弾として令和7年3月26日(水)に千鳥町駅のリニューアルがスタートします。
完成は令和8年秋の予定。
使用する木材は多摩産に加え、秋田県で生産される木材「あきた材」を取り入れ、秋田県の伝統技術を活かしたアートウォールも設置する予定となっています。

東急池上線・千鳥町駅で『木になるリニューアル』スタート | |
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