横浜、神戸、長崎は、安政五カ国条約によって開港し、香港、広東、上海の西洋商館で働いていた中国人(華僑)が、通訳(西洋人の言葉を理解し、日本人とは筆談)、貿易商として来日。西洋と日本との橋渡しに活躍しましたが、華僑たちが築いたチャイナタウンが、横浜中華街、神戸の南京町、そして長崎新地中華街の日本三大中華街です。
横浜中華街|神奈川県横浜市
所在地:神奈川県横浜市中区山下町
軒数:600店(中国料理店は約230店、小売店が約200店)
信仰:関羽を祀る横浜関帝廟や媽祖(まそ=航海・漁業の守護神)を祀る横浜媽祖廟
祭典:『清明節』、『関帝誕』、『媽祖誕』、『春節』など
備考:旧横浜外国人居留地に隣接する500m四方のエリア。東西南北などに10基もの牌楼(ぱいろう=門)が建つ、日本最大の中華街。広東料理のほか、中国各地の料理を堪能可能
南京町|兵庫県神戸市
所在地:兵庫県神戸市中央区元町通
軒数:100店以上
信仰:関羽を祀る関帝廟(媽祖も合祀)
祭典:『春節祭』、『中秋節』など
備考:旧神戸外国人居留地の西側、東西約200m、南北110mあまりの商店街で、「南京町」は南京町商店街振興組合(神戸)の登録商標
長崎新地中華街|長崎県長崎市
所在地:長崎県長崎市新地町
軒数:約40軒
信仰:関帝、媽祖などは旧唐人屋敷(江戸時代までの中国人居留地)に祀られています
祭典:『長崎ランタンフェスティバル』(1月下旬〜2月上旬)など
備考:三大中華街では規模は最小ですが、江戸時代の鎖国政策時に、日本の貿易を支えた華僑がルーツの中華街
日本三大中華街とは!? | |
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