泥土をつき固めて作った築地塀など、寺社の周囲を取り囲む土塀は、寄進されたものが多く、日本を代表する3ヶ所の土塀が日本三大土塀と呼ばれています。それが、熱田神宮(愛知県名古屋市)の信長塀、三十三間堂(京都市)の太閤塀、そして西宮神社(兵庫県西宮市)の大練塀の3ヶ所です。
熱田神宮・信長塀|愛知県名古屋市
所在地:愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1
築造年:永禄3年(1560)
寄進者:織田信長、桶狭間の戦いの際に熱田神宮で戦勝祈願を行ない、見事に今川義元を討ち果たしたので、築地塀を奉納
長さ:120mが現存(往時は400m)
備考:土と石灰を油で固め、瓦を重ねて構築
蓮華王院(三十三間堂)・太閤塀|京都府京都市
所在地:京都府京都市東山区三十三間堂廻り町657
築造年:文禄5年(1596年)の慶長伏見地震後の再建
寄進者:豊臣秀頼(当初のものは豊臣秀吉ですが慶長伏見地震で倒壊)
長さ:長さ92mが現存
備考:国の重要文化財に指定
西宮神社・大練塀|兵庫県西宮市
所在地:兵庫県西宮市社家町1-17
築造年:室町時代
寄進者:不詳
長さ:247m
備考:国の重要文化財
日本三大土塀とは!? | |
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