福岡県飯塚市の南端に位置する内野地区。江戸時代には、長崎と小倉を結ぶ長崎街道の宿場町「筑前六宿(むしゅく)」のひとつ、長崎街道内野宿(ながさきかいどううちのしゅく)としてにぎわったところ。長崎からは山家宿(やまえしゅく)と内野宿の間に最大の難所、冷水峠があったため、峠越えの前後で旅人はわらじを脱いだのです。
長崎街道の古き家並みが現存
現在は幹線道である国道200号からやや外れているため、旧街道沿いの760mには歴史ある町家建築や脇本陣(長崎屋)、両替商(小倉屋)などが残され、街道時代の雰囲気を感じることができます。
内野宿は、福岡藩の記録に、慶長17年(1612年)、毛利但馬が開設したと記されています。
西構口(山家宿側・山家宿で二里二十丁)から東構口(飯塚宿側・飯塚宿へ三里七丁)まで600mの家並みが続いています。
本陣は宿場町の西側に位置していましたが、現在はその碑が残るのみ。
本陣の脇を通る道は太宰府へと続く道です。
脇本陣のひとつ、長崎屋では地元の食材を使い、かつて旅人に提供していた郷土料理を再現。
3日前まで予約をすれば味わうことができます。
長崎街道で筑前六宿(ちくぜんむしゅく)と呼ばれていたのは黒崎宿、木屋瀬宿(以上北九州市)、飯塚宿、内野宿(以上飯塚市)、山家宿、原田宿(以上筑紫野市)です。
長崎街道内野宿 | |
名称 | 長崎街道内野宿/ながさきかいどううちのしゅく |
所在地 | 福岡県飯塚市内野3313 |
関連HP | 飯塚観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR筑前内野駅から徒歩6分 |
ドライブで | 八木山バイパス穂波西ICから約11km |
駐車場 | 内野宿見学者駐車場(無料) |
問い合わせ | 飯塚観光協会 TEL:0948-22-3511/FAX:0948-22-2528 |
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