門司港レトロ観光列車「潮風号」(門司港レトロ観光線)

福岡県北九州市門司区、門司港レトロ地区を走るトロッコ列車が、門司港レトロ観光列車「潮風号」。正式名は平成筑豊鉄道・門司港レトロ観光線で、JR九州の伊田線、糸田線、田川線を第三セクターに転換した平成筑豊鉄道が運行する観光列車です。ネーミングライツで、「北九州銀行レトロライン」と称されています。

カラーリングはオリエント急行をイメージ!

九州鉄道記念館駅〜関門海峡めかり駅を結ぶ2.1kmの路線で、北九州市が第三種鉄道事業者として施設を保有し、平成筑豊鉄道が第二種鉄道事業者として車両を保有し列車を運行する上下分離方式で運行。

鹿児島本線貨物支線(JR貨物)の門司港駅〜外浜駅、田野浦公共臨港鉄道の外浜駅〜田野浦駅(かつて北九州市が保有した臨港鉄道)がともに平成20年9月5日に廃止となったことを受け、平成21年4月26日、特定目的鉄道事業として運行を開始したものです(普通鉄道としては初となる特定目的鉄道事業です)。

オリエント急行などレトロをイメージさせるナイトブルー(濃紺)のトロッコ客車2両(トラ701・702)を、同じくナイトブルー(濃紺)に塗装された小型のディーゼル機関車(DB-10/DB101・DB102)が牽引。

ディーゼル機関車は、南阿蘇鉄道DB10形で、廃車後に平成筑豊鉄道に譲渡されたもの。
駅構内の貨物側線などで貨車の入換作業をするために使われていた機関車を改造したもので、レトロな雰囲気を醸しているのもそのためかもしれません。

線路幅は、もともとは国鉄時代からの貨物支線の線路なので、狭軌(1067mm)です。
九州鉄道記念館駅と関門海峡めかり駅(和布刈公園近く)の間に出光美術館駅、ノーフォーク広場駅の中間駅が2駅あります。
1日11往復もあって便利ですが、運賃は均一方式なので、出光美術館駅で下車すると、距離を考えると日本一高い初乗り区間となっていまします。
往復分の運賃と同額で「1日フリー乗車券」が発売されているので、利用にあたっては購入がおすすめです(九州鉄道記念館駅、関門海峡めかり駅、潮風号車内で発売/九州鉄道記念館入館券、出光美術館入館券などの提示で割引も)。

令和8年2月21日に開業からの乗客数200万人を達成、観光路線として定着しています。

門司港レトロ観光列車「潮風号」(門司港レトロ観光線)
名称 門司港レトロ観光列車「潮風号」(門司港レトロ観光線)/もじこうれとろかんこうれっしゃ「しおかぜごう」(もじこうれとろかんこうせん)
所在地 福岡県北九州市門司区清滝2-4〜門司
関連HP 門司港レトロ観光列車「潮風号」公式ホームページ
問い合わせ 平成筑豊鉄道門司港事業所 TEL:093-331-1065/FAX:093-331-1265
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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