間欠泉 全国9ヶ所★完全ガイド

間欠泉 全国9ヶ所★完全ガイド

アメリカのイエローストーン国立公園、アイスランドのストロックル間欠泉など、世界的には間欠泉が噴出する場所が数多くありますが、実は火山帯が縦横に走る日本列島は「温泉列島」でもあり、各地に間欠泉があります。見学できる間欠泉は、人工的に噴出をサポートする場所を含めて9ヶ所。そのすべてを紹介しましょう。

羅臼間欠泉|北海道

所在地:北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町
間隔:60分〜90分間隔
高さ:12m
備考:知床国立公園、世界遺産知床の羅臼温泉にあります

羅臼間欠泉

羅臼間欠泉

北海道目梨郡羅臼町、羅臼岳の羅臼側の登山口にあるのが間欠泉が羅臼間欠泉(らうすかんけつせん/羅臼間歇泉)。世界自然遺産に登録される知床ですが、ほとんど宣伝されていないため、知床を訪れる人でも存在すら知らない人が大半。現在でも60分〜90分間

泉源公園の間欠泉|北海道

所在地:北海道登別市登別温泉町無番地
間隔:3時間間隔(噴出は50分間)
高さ:8m
備考:登別温泉街にあり、噴出のたびに2000リットルの温泉が湧出

泉源公園の間欠泉

泉源公園の間欠泉

北海道登別市、登別温泉の中心街に建つ、登別温泉発祥の宿ともいえる第一滝本館の前にあるのが泉源公園。公園内に3時間おきに、80度の温泉が高さ8mに吹き上がる間欠泉があり、噴出は50分ほど続くので、見学にも最適。噴出のたびに2000リットルの温

しかべ間歇泉公園|北海道

所在地:北海道茅部郡鹿部町鹿部18-1
間隔:10分間隔
高さ:15m(周囲への飛散防止で10m部分に蓋を設置)
備考:道の駅として整備され、「温泉蒸し処」で地元の魚介類を蒸して味わうことも可能

しかべ間歇泉公園

しかべ間歇泉公園

北海道茅部郡鹿部町にある間欠泉を中心に整備された公園がしかべ間歇泉公園。大正13年の温泉の試掘中に偶然発見された間欠泉で、道の駅にもなっています。鹿部町は大正7年創業の「鹿の湯」など随所に温泉が湧く温泉の町。そのシンボルがしかべ間歇泉公園で

鬼首かんけつ泉(鬼首間歇泉)|宮城県

所在地:宮城県大崎市鳴子温泉鬼首吹上12
間隔:10分間隔(弁天)、10分〜20分間隔(雲竜)
高さ:15m~20m(弁天)、4m~5m(雲竜)
備考:間欠泉は弁天、雲竜の2ヶ所。周辺は有料公園化され、温泉卵作り体験コーナー、足湯なども整備

鬼首かんけつ泉(鬼首間歇泉)

鬼首かんけつ泉(鬼首間歇泉)

宮城県大崎市、地獄地帯が点在する鬼首温泉(おにこうべおんせん)のひとつ吹上温泉にあるのが鬼首かんけつ泉(鬼首間歇泉/おにこうべかんけつせん)。吹上とは文字通り温泉が吹き上げることに由来する地名。間歇泉は「弁天」と「雲竜」の2本があり、弁天は

川俣温泉間欠泉|栃木県

所在地:栃木県日光市川俣
間隔:60分~70分間隔(噴出時間は1〜2分間)
高さ:15m~30m
備考:間欠泉展望台には足湯が置かれ、噴出時間がくるまで、のんびりと待つことが可能

川俣温泉間欠泉

川俣温泉間欠泉

栃木県日光市、川俣温泉街の中心、鬼怒川に架かる噴泉橋のたもとにあるのが川俣温泉間欠泉。間欠泉は、一定周期で水蒸気や熱湯を噴出する温泉のこと。 アメリカ、イエローストーンの間欠泉が世界的に有名ですが、川俣温泉間欠泉は、関東では唯一、

諏訪湖間欠泉センター|長野県

所在地:長野県諏訪市湖岸通2
間隔:1日5回(4月~9月は6回)
高さ:5m
備考:コンプレッサーで圧縮空気を送り込んで、人工的に噴出(昭和58年、温泉掘削中に噴出した間欠泉は当初は高さ50mまで自噴)

諏訪湖間欠泉センター

諏訪湖間欠泉センター

北海道の登別温泉(登別市)、九州・大分県の別府温泉(別府市)と並ぶ、日本三大温泉郷のひとつ、上諏訪温泉(長野県諏訪市)。源泉の総数は500以上、湧出量は1分あたり9500リットルにものぼります。そんな上諏訪温泉のダイナミックさを実感できるの

大湯間欠泉|静岡県

所在地:静岡県熱海市上宿町
間隔:4分間隔(3分間噴出)/人工的に再現
高さ:2m
備考:徳川将軍家が江戸城に運ばせた名湯(「御汲湯」)

大湯間欠泉

大湯間欠泉

熱海温泉に古来からある源泉、熱海七湯(大湯、河原湯、小沢の湯、風呂の湯、清左衛門の湯、佐治郎の湯、野中の湯)のひとつが大湯。熱海市街の中心に、大湯間欠泉としてその姿をとどめています。大湯は、熱海温泉の中心的な存在で、徳川家康も、慶長2年(1

木部谷温泉松乃湯(間欠泉)|島根県

所在地:島根県鹿足郡吉賀町柿木村木部谷529
間隔:20分〜30分間隔(数分間噴出)
高さ:2m
備考:日帰り入浴も人気の温泉宿

木部谷温泉松乃湯(間欠泉)

木部谷温泉松乃湯(間欠泉)

島根県鹿足郡(かのあしぐん)吉賀町(よしかちょう)にある木部谷温泉松乃湯(きべだにおんせんまつのゆ)には、日帰り入浴も人気の温泉宿。地元でも人気の温泉ですが、注目は高さ2mにも達する間欠泉。温泉に含まれる炭酸ガスの圧力で、20分〜30分間隔

柴石温泉・龍巻地獄(別府地獄めぐり)|大分県

所在地:島根県鹿足郡吉賀町柿木村木部谷529
間隔:30分〜40分間隔(6分〜10分間噴出)
高さ:30m(上部を屋根で止めています)
備考:龍巻地獄の入口では、噴出10分前に、ランプが点灯

龍巻地獄

共通観覧券のある「別府地獄めぐり」(別府地獄組合)のひとつ、別府市の天然記念物にも指定される間歇泉が龍巻地獄。30分〜40分間隔で、泉温105度の熱湯(含食塩酸性泉)が噴き上がっています。噴出時間約6分〜10分で、1回の噴出量は800キロリ

掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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