岐阜県高山市にある城山(標高686.1m)に築城された平山城が高山城。戦国時代から江戸時代前期の城跡で、城山公園(24.63ha)として整備されています。飛騨は、貴重な資源を産する地として、元禄5年(1692年)に天領(幕府直轄地)となっていることから、高山城も元禄8年(1695年)に破却。
金森長近が築城した中世の城跡
飛騨高山は、高山陣屋(往時の建物が現存)を政庁とする天領というイメージが強いのですが、天正13年(1585年)、豊臣秀吉の命を受けた越前大野城主・金森長近(かなもりながちか)が飛騨を攻略し、天正16年(1588年)、高山城を築城。
慶長8年(1603年)までに本丸、二の丸、三の丸が整備されました。
同時に、城下町の町割りを行ない、高台に家臣屋敷を配し、下段の三町(一番町、二番町、三番町)を町人町としています。
さらに京を真似て東山に寺院群(大雄寺、天照寺、雲龍寺、素玄寺、宗猷寺、法華寺、大隆寺)をつくり、今の高山の町の原型を構築。
城山公園は、「日本の歴史公園100選」、「森林浴の森100選」にも選定。
1000本のソメイヨシノが植栽され、春は花見で賑わいます。
二の丸の城山公園駐車場に車を入れ、緑豊かな公園内を歩く仕組み。
二の丸児童遊園地には金森長近の銅像が立っており、築城の歴史を今に伝えています。
三の丸には飛騨護国神社が建ち、三の丸にあった御蔵は、高山陣屋の建設時に陣屋内に移築されています。
高山城(城山公園) | |
名称 | 高山城(城山公園)/たかやまじょう(しろやまこうえん) |
所在地 | 岐阜県高山市松倉町城山・神明町 |
関連HP | 高山市公式ホームページ |
電車・バスで | JR高山駅から徒歩25分 |
ドライブで | 高山清見道路(中部縦貫自動車道)高山ICから約6km。または、長野自動車道松本ICから約85km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 高山市施設振興公社 TEL:0577-32-0406/FAX:0577-32-0515 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag