太田橋

太田橋

岐阜県美濃加茂市と可児市の間を流れる木曽川に架かる国道248号旧道の橋が太田橋。昭和2年2月20日に開通(渡橋式を挙行)した全長218.0m、幅員6.4mのワーレントラス橋で、土木学会選奨土木遺産に登録。江戸時代には中山道の難所、太田の渡しがあった場所で、昭和2年までは渡し船も運航されていました。

中山道屈指の難所に架る道路鋼橋

岐阜県初の近代的道路鋼橋(三経間連続のトラス橋)で、総工費75万円。
鋼材などの資材は、すでに開通していた高山線・美濃太田駅から馬車で運搬しています。

開通時には東京都京都を結ぶ国道14号、昭和9年に国道8号、昭和27年から国道21号、昭和58年、上流に新太田橋が開通したことから国道248号の橋に変更され、さらに可児バイパスの完成で、国道248号旧道の橋となっています。
昭和8年には、アクセスの向上を目指し、太田橋から深田までの新道も建設。

平成20年8月には側道橋(歩道)が開通し、車道のみの橋として現役。

太田橋
名称 太田橋/おおたばし
所在地 岐阜県美濃加茂市御門町1-7・可児市今渡
電車・バスで 名鉄日本ライン今渡駅から徒歩13分。または、JR美濃太田駅から徒歩22分
ドライブで 東海環状自動車道美濃加茂ICから約7km
駐車場 化石林公園駐車場(55台/無料)
問い合わせ 美濃加茂市産業振興課 TEL:0574-25-2111/FAX:0574-27-3863
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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