群馬県渋川市伊香保町にある天台宗の寺、水澤寺(水澤観音)。推古天皇の御代(554年~628年)に、上野国(こうずけのくに)の国司、高光中将(高野辺中納言の義弟)が菩提とするため推古天皇・持統天皇の勅願で高句麗の高僧・恵灌(えかん)僧正を開山として創建したと伝えられる北関東屈指の古刹です。
北関東屈指の古刹は、坂東三十三観音第16番札所
坂東三十三番観音第16番霊場で、本尊は国司・高野辺家成の三女、伊香保姫の持仏だったという千手観世音菩薩。
往時には上野国の国司の菩提寺で、江戸時代には徳川家の祈願寺にもなっていました。
本尊の千手観世音菩薩は、七難即滅七福即生のご利益があるため「融通観音」とも。
本尊を安置する本堂(観音堂)と六角堂、仁王門は、天明7年(1787年)の築。
ユニークなフォルムの六角堂には地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間界、天人界の六道を守る地蔵尊が祀られています。
境内の奥、本堂から84段の石段を上った先には、鎮守社で、天狗信仰の飯縄大権現(いいづなだいごんげん)が鎮座。
大晦日から正月にかけての二年参り(初詣)、節分会追難式(せつぶんえついなしき)では多くの人出で賑わいます。
門前で提供される「水沢うどん」は戦国時代に参詣客向けに生まれたという歴史ある名物です。
坂東三十三観音霊場間の距離・時間
第15番・白岩山長谷寺/白岩観音(群馬県高崎市白岩町448) –(16km/車25分) — 第16番・五徳山水澤寺/水澤観音(群馬県渋川市伊香保町水沢214) — (83km/車1時間40分) — 第17番・出流山満願寺/出流観音(栃木県栃木市出流町288)
水澤寺(水澤観音) | |
名称 | 水澤寺(水澤観音)/みずさわじ(みずさわかんのん) |
所在地 | 群馬県渋川市伊香保町水沢214 |
関連HP | 水澤寺(水澤観音)公式ホームページ |
ドライブで | 関越自動車道渋川伊香保ICから約12km |
駐車場 | 400台/無料 |
問い合わせ | 五徳山水澤観世音(水澤寺) TEL:0279-72-3619/FAX:0279-72-4629 |
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