山内一豊と妻の像

山内一豊と妻の像

岐阜県郡上市八幡町柳町、山上に郡上八幡城(日本最古の木造再建天守)の建つ城山公園、天守を見上げる山麓に立つのが、山内一豊と妻の像(やまうちかつとよとつまのぞう)。山内一豊の妻・千代(ちよ)は、初代郡上八幡城主・遠藤盛数の娘なので、高知城と、この郡上八幡城に像が立っています。

千代は、郡上八幡城主・遠藤盛数の娘!?

内助の功で知られる千代(見性院)は、弘治2年(1556年)、郡上八幡の生まれとされていますが、本名が千代ということすら定かでなく、近江国飯村(現・滋賀県米原市飯)出生とする説もあります。

郡上八幡の慈恩寺が所蔵する美濃郡上八幡城主・遠藤氏の系図に遠藤盛数の娘が山内一豊室(室=夫人)という記載があることから、郡上市では山内一豊の妻は、郡上八幡出身としているのです。

司馬遼太郎の歴史小説『功名が辻』(こうみょうがつじ/昭和38年〜昭和40年に新聞に連載された小説)で、千代を主人公にしたため、一躍有名になり、平成18年には仲間由紀恵が千代を演じたNHK大河ドラマ『功名が辻』の放送もあって、さらに全国的にその存在が有名になりました。
馬がいるのは、山内一豊の欲しがった名馬「鏡栗毛」を購入し、織田信長の馬揃えの際に信長の目に留まり、出世街道を歩んだと伝えられることから。

山内一豊と妻の像
名称 山内一豊と妻の像/やまうちかつとよとつまのぞう
所在地 岐阜県郡上市八幡町柳町一の平659
関連HP 郡上八幡城公式ホームページ
電車・バスで 長良川鉄道郡上八幡駅から岐阜バス郡上白鳥行き、八幡城行きで10分、城下町プラザ下車、徒歩25分
ドライブで 東海北陸自動車道郡上八幡ICから約2.5km
駐車場 城山公園駐車場(15台/無料)
問い合わせ 郡上八幡城 TEL:0575-67-1819/FAX:0575-67-9019
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

郡上八幡城

1559(永禄2)年、遠藤盛数(えんどうもりかず)によって砦が築かれたのが郡上八幡城の始まり。1667(寛文7)年、6代城主・遠藤常友の時代に修復によって、幕府から城郭として認められ改修を行なっています。1755(宝暦5)年には近代史に残る

高知城・山内一豊妻千代像

高知城にある千代と馬の像。初代土佐藩主となった戦国大名の山内一豊(やまうちかつとよ)。その妻・千代(ちよ)が、高価な名馬を購入するため、持参金、いわばへそくりを夫に差し出したという有名な逸話がモチーフとなっています。千代の内助の功を顕彰する

 

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