四万十川橋(赤鉄橋)

四万十川橋(赤鉄橋)

高知県四万十市を流れる四万十川の下流、高知県道346号(中村下ノ加江線)の鉄橋が四万十川橋(赤鉄橋)。四万十市役所などのある土佐中村市街の中心部に通じる県道で、赤い色の鉄橋が架かることから赤鉄橋と通称されています。県道はかつての国道で、四万十川橋は大正15年に架けられた歴史ある鉄橋です。

架橋当時には四国一の鉄橋だった鋼橋トラス橋

四万十川橋(赤鉄橋)の架橋当時はこの辺りの四万十川で泳ぐ人も多かったとか。
当時の四万十川は、洪水や氾濫を度々引き起こす暴れ川でした。
大正4年には、幡多郡立実科高等女学校(現・高知県立中村高校)の生徒を乗せた渡し舟が転覆する事件が起こり、11名が犠牲に。
架橋への気運が高まり、橋長507.2m、幅5.5mの鋼橋トラス橋が架けられたのです(当時の中村町の予算は9万円、総工費は50万円)。
大正時代、日本一の総合商社だった神戸の鈴木商店が受注しています(大番頭の金子直吉は土佐出身)。

昭和21年12月21日の昭和南海地震(当時の中村町では全世帯数2448戸のうち全壊1111戸、半壊611戸、焼失66戸、死者278人)では四万十川橋の橋桁9径間のうち6径間が落下しています。
その後、修復され、中村町、そして現在の四万十市のシンボル的な存在に。
そんな歴史的な背景もあって沈下橋でない鉄橋は、赤鉄橋として市民に親しまれてきたのです。

四万十川橋下流(河口から四万十川橋の10km)は、四万十川の豊かな自然環境を象徴する汽水環境が広がり、全国的にも生息域が少ないアカメ、クロホシマンジュウダイのほかサツキマス、カワムツ、ウグイ、アカザ、ウナギ、ドンコなど多くの種類の汽水・海水魚が生息しています。 
また、清流の汽水域でしか採れない貴重な天然青のりは、四万十川産が国内の90%以上の生産量を誇っています。

名称 四万十川橋(赤鉄橋)/しまんとがわばし(あかてっきょう)
所在地 高知県四万十市中村大橋通〜渡川
ドライブで 高知自動車道中土佐ICから約68km。または、松山自動車道西予宇和ICから約104km
問い合わせ 四万十市観光商工課 TEL:0880-34-1783
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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