東大寺・中門

東大寺は、741（天平13）年、聖武天皇の詔で、国家鎮護のため諸国に建立を命じた国分寺（金光明四天王護国之寺）と国分尼寺（法華滅罪之寺）の総本山。南側から南大門、中門、金堂（仏殿）、講堂と続く東大寺式伽藍配置は、諸国の国分寺の手本になっています。中門は周囲に廻廊を回し、その回廊の中心に金堂（大仏殿）が建っています。

中門には左に持国天、右に多聞天を配している

現存する中門は、江戸時代中期の1716（享保元）年頃の再建と推測され、国の重要文化財に指定。

入母屋造り（いりもやづくり）の楼門の両脇には仏法を守護する四天王（持国天・増長天・広目天・多聞天）のうちの二天、左に持国天、右に多聞天（兜跋毘沙門天／とばつびしゃもんてん）を配しています。

中門は普段は閉ざされており、門をくぐることができませんが、元日の0:00〜8:00のみ通行が許されています（その時間帯には大仏殿内に無料で入堂できます）。

中門から東西に廻廊が伸びていますが、東西廻廊の途中にある東楽門と西楽門も国の重要文化財。
金堂（大仏殿）へは西廻廊の西奉門から入ります。

東大寺・中門
名称	東大寺・中門／とうだいじ・ちゅうもん Todaiji Temple Chumon（Middle Gate）
所在地	奈良県奈良市雑司町406-1
関連HP	東大寺公式ホームページ

電車・バスで	近鉄奈良線・JR奈良駅から奈良交通バス市内循環で4～7分、大仏殿春日大社前下車、徒歩5分
ドライブで	京奈和自動車道木津ICから約6.4kmで県営登大路南駐車場
駐車場	県営奈良登大路自動車駐車場（275台／有料）春秋の観光シーズンには県営奈良大仏殿前自動車駐車場は観光バス専用となるため注意を
問い合わせ	東大寺寺務所 TEL:0742-22-5511／FAX:0742-22-0808
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