群馬県安中市にある日本基督教団の教会が安中教会(あんなかきょうかい)。同志社英学校(後の同志社大学)を興した新島襄(にいじまじょう)が、明治11年3月30日、湯浅治郎など30名に洗礼をして安中教会を設立。群馬県で最初の教会であると同時に、日本人の手で創立された日本最初の教会となっています。
新島襄ゆかりの教会が父の故郷・安中に
元治元年6月14日(1864年7月17日)、すでに開港していた箱館(現・函館)から米船「ベルリン号」でアメリカに密航し、明治7年、アンドーヴァー神学校を卒業して横浜に帰国。
人力車で上州・安中を目ざし、明治7年11月29日、10年ぶりに父母姉妹と再会。
父母の住む安中に3週間滞在して藩校・造士館、龍昌寺などで伝道を行なっています。
現存する大谷石造りのレトロな建物は、大正8年に新島襄召天30周年を記念して建築された新島襄記念会堂(安中教会教会堂)。
設計は、東京帝国大学出身で、麻布中学・高等学校校舎でも知られる古橋柳太郎。
教会堂の見学は、希望日の3週間前までに、牧師に電話で問い合わせの上、予約が必要。
日曜10:30からの主日礼拝は一般の参加も可能です。
ちなみに新島襄の父・新島民治(にいじまたみじ)は、吾妻郡郷原村(現・群馬県吾妻郡東吾妻町)の出身で、安中藩士。
明治2年に安中に転居していました。
新島襄は、天保14年(1843年)、上州安中藩江戸屋敷で生誕。
安中市安中1丁目には父母が暮らし、新島襄が3週間に渡る伝導の拠点とした両親の住まいを移築保存した「新島襄旧宅」があり、資料館となっているのであわせて見学を。
安中教会 | |
名称 | 安中教会/あんなかきょうかい |
所在地 | 群馬県安中市安中3-19-10 |
関連HP | 安中教会公式ホームページ |
電車・バスで | JR安中駅から徒歩25分。または、群馬バスで6分、大手前下車、徒歩3分 |
ドライブで | 上信越自動車道松井田妙義ICから約13km。関越自動車道前橋ICから約15km |
駐車場 | 旧碓氷郡役所駐車場を利用 |
問い合わせ | 安中教会 TEL:027-381-0680 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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