前橋市総社歴史資料館

前橋市総社歴史資料館

群馬県前橋市総社町にある総社地区の歴史、文化を解説するミュージアムが、前橋市総社歴史資料館。総社地区には、総社古墳群、山王廃寺など古代遺跡が数多く、総社神社(總社神社)が鎮座するのも律令時代の上野国の国府が、前橋市元総社町にあったから。つまりは古代の上野国の中心地が総社ということに。

古代上野国の文化・行政の中心に建つ歴史資料館

前橋市総社歴史資料館

酒蔵をイメージして、平成28年10月に開館した前橋市総社歴史資料館。
常設展示は、1階展示室総社地区の文化財、群馬県内最大級の終末期古墳の総社古墳群、飛鳥時代後期(白鳳期)の寺院の跡とされる山王廃寺跡、総社城を築き、慶長9年(1604年)に完成し「世界かんがい施設遺産」に選定される天狗岩用水を開削した秋元氏を紹介。

天狗岩用水(天狗岩堰用水)の紹介コーナーでは、初代・総社藩主となった秋元長朝(あきもとながとも)と領民が力を合わせ、3年に及ぶ大土木工事の末に完成した様子をジオラマなどで解説しています。

2階展示室では古代から現代までの生活に関する展示や、企画展示を実施。

前橋市総社歴史資料館に隣接して国の史跡(総社古墳群を形成する方墳)、蛇穴山古墳(じゃけつざんこふん)、宝塔山古墳(ほうとうざんこふん)があるので、あわせて見学を。
また西側を天狗岩用水が流れており、天狗岩用水沿いに北に歩けば、愛宕山古墳、総社二子山古墳があり、散策に絶好。

前橋市総社歴史資料館
天狗岩用水開削工事のジオラマ

総社古墳群の築造順は!?

古墳名形状規模築造時期史跡指定
遠見山古墳前方後円墳墳丘長88m5世紀後半前橋市の史跡
王山古墳前方後円墳墳丘長76m6世紀初頭前橋市の史跡
総社二子山古墳前方後円墳墳丘長90m6世紀後半国の史跡
総社愛宕山古墳方墳一辺56m7世紀前半指定なし
宝塔山古墳方墳一辺66m7世紀中葉国の史跡
蛇穴山古墳方墳一辺44m7世紀後半国の史跡
現存する6基の築造順
前橋市総社歴史資料館
名称 前橋市総社歴史資料館/まえばししそうじゃれきししりょうかん
所在地 群馬県前橋市総社町総社1584-1
関連HP 前橋市公式ホームページ
電車・バスで JR群馬総社駅から徒歩20分
ドライブで 関越自動車道前橋ICから約5km
駐車場 総社市民サービスセンター(公民館)駐車場を利用
問い合わせ 前橋市文化財保護課 TEL:027-280-6511
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

総社二子山古墳

遠見山古墳(前方後円墳/全長66m)、王山古墳(前方後円墳/全長72m)、愛宕山古墳(方墳/辺長55m)、宝塔山古墳(方墳/辺長60m/国史跡)、蛇穴山古墳(方墳/辺長39m/国史跡)とともに、総社古墳群を構成する全長90mの前方後円墳が総

 

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