入沢の滝(裏見の滝)

入沢の滝(裏見の滝)

群馬県多野郡神流町(かんなまち)を流れる入沢川支流・不動沢に懸かる落差40mの滝が、入沢の滝。地元で「神流七滝」と呼ばれる滝のひとつで、滝の裏側がえぐられ、中に不動明王(御滝不動尊)が祀られる裏見の滝にもなっています。不動明王前の石灯籠は明治43年の奉納なので、古くから修験の地だったことがわかります。

剣で身削り石を削り、煎じて飲むという風習も

入沢の滝(裏見の滝)
滝裏まで遊歩道が続く

国道462号の柏木不動橋で分かれ、入沢谷川沿いの林道入沢線に入れば、林道で滝入口(林道不動沢線分岐)まで到達できますが、運転は慎重に。
滝入口の駐車スペースから15分ほど歩けば、入沢の滝(四輪駆動の軽自動車なら、さらに林道不動沢線で滝近くまで進入できます)。
入口の柏木不動橋近くの柏木駐車場に車を置いた場合は滝までは徒歩1時間10分ほどです。

滝の裏側に回る道も、鎖の手すりが用意されていますが、それに頼らずに歩くのが賢明です。
カメラやスマホなどは濡れる恐れもあるので、注意が必要。

カモシカも姿を見せる幽玄な渓谷ですが、訪れる人も少ないため、行動は慎重に。

御滝不動尊には身削り石が祀られていますが、これはかつて参拝者は体の悪い部分を剣で削り、煎じて飲んだ風習があったから。
名残として剣が残されています。

画像協力/群馬県観光物産国際協会

入沢の滝(裏見の滝)
滝の裏側に回り込んで滝を観賞
入沢の滝(裏見の滝)
名称 入沢の滝(裏見の滝)/いりさわのたき(うらみのたき)
所在地 群馬県多野郡神流町柏木
関連HP 神流町公式ホームページ
ドライブで 関越自動車道本庄児玉ICから約37km
駐車場 柏木駐車場(無料)
問い合わせ 神流町産業建設課商工観光係 TEL:0274-57-2111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

夏は涼しい裏見の滝へ! 関東4瀑

滝の裏側に回って、流れ落ちる水を観賞できるのが裏見の滝。松尾芭蕉が『奥の細道』途中でわざわざ訪ねた裏見の滝が日光にありますが、崩落して裏見は過去の話に。現在、関東で実際に裏見ができるのは4瀑。濡れても構わない格好と、カメラ、スマホの防水対策

 

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