夫婦岩（長崎市）

長崎県長崎市、軍艦島を眺める国道499号沿いにある伊勢の二見浦・夫婦岩にそっくりな奇岩が、夫婦岩（めおといわ）。地質学的には玄武岩質のマグマが地下深部で徐々に冷えてできた「野母変はんれい岩複合岩体」で、4億8000万年前に誕生したという岩。長崎県の天然記念物に指定されています。

夫婦岩の正体は4億8000万年前に誕生した岩！

40年以上前に地元の人がふたつの岩に綱を掛け、夫婦岩（以下宿）バス停近くには車が停めやすくなっているので、野母崎の観光スポットにまで発展。
現在の赤いしめ網は、地元の青年団、ペーロンクラブの協力で掛けられた漁網です（地元の水産会社が漁網を寄付）。

夫婦岩の岩の間に夕日が沈む光景を狙うカメラマンも多数いますが、日中でもちょうど軍艦島が真正面なので、しめ縄の下に軍艦島が映り込みます。

軍艦島

長崎から18.5km、野母崎近くの海上にある周囲1.2kmの島が、軍艦島。海上から眺める姿が戦艦「土佐」に似ていたことから、軍艦島の名の由来ですが、正式名は端島（はしま）。もともとは水成岩の瀬だったのですが、三菱が買い取り、端島炭坑の島に。