姫路城・ほの門

姫路城の登城ルートで天守群を目前にする最後の門が「ほの門」。石垣上の土塀の下の一部を切り取って門にした埋門(うずみもん)で、往時の門が現存し、「イの渡櫓南方土塀」の付属として国の重要文化財に指定されています。本丸北側の腰曲輪を守備する重要な門です。

小さな「ほの門」に込められた実戦的な役割に注目!

姫路城之図・ほの門

他の門に比べて「ほの門」は、小規模で門の内部が階段となっています。
小規模なのは大軍の侵略を阻むことができますし、天守台側へ階段となっているのは、いざという時の対応のため。

実は、万一敵兵が「ほの門」へと迫った場合、本丸を守る守備兵は門の内側から石などで通路を塞ぎ、門自体をなくしてしまうという防御法が想定されているのです。
しかも敵兵が火を放つことも想定して、門自体は総鉄板張りになっています。

敵の進軍をここでとにかく食い止める、それがダメなら、少しでも時間を稼ぐというのが「ほの門」に果たされた実戦的な役割です。

「ほの門」をくぐった内側には通称「油壁」と呼ばれている築地塀がありますが、その役割などはよくわかっていません。

「ほの門」を突破すると、いよいよ天守台の石垣。
石垣に沿って右に大きくUターンすれば水一門(水の一門)、そして水二門(水の二門)へ。
これが大天守への近道ですが、構造的には左手に多門櫓を眺めながら直進させる仕組みです。

右斜め後ろの死角となる場所が登城ルートで、さらに門の向こう側がゆるやかな下りという仕掛けで、敵を欺く仕組み。

姫路城・ほの門 DATA

名称 姫路城・ほの門/ひめじじょう・ほのもん
Ho Gate(Ho-no-Mon),Himeji Castle
所在地 兵庫県姫路市本町68
関連HP 姫路城公式ホームページ
電車・バスで JR・山陽電鉄姫路駅から徒歩15分
ドライブで 山陽自動車道山陽姫路東ICから約6km
駐車場 市営大手門駐車場(600台)、市営姫山駐車場(250台)、市営城の北駐車場(150台)/有料
問い合わせ 姫路城管理事務所TEL:079-285-1146/FAX:079-222-6050
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

姫路城

2017年12月7日
 

 

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プレスマンユニオン編集部

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