古井家住宅(千年家)

古井家住宅(千年家)

兵庫県姫路市安富町にある室町時代末期の築と推測される民家が、国の重要文化財に指定される古井家住宅(千年家)。全国的にも古い遺構で、「千年家」と通称されています。床下には厄除けとして亀石が祀られ、その亀石が幾度かの火災の際に水を出して焼失から守ったと伝えられています。

室町時代築の国内最古級の民家が姫路市に!

古井家住宅(千年家)

昭和42年までは主屋と離れ(江戸時代中期築)を1棟にして、建物板の間に畳を敷いて実際に生活していましたが、解体修理のために建築当初の姿に戻され、姫路市が買い取り、一帯と民家を「千年家公園」として保存公開しています。
内部の見学は土・日曜、祝日(年末年始を除く) だけなので、内部を見学したい場合には事前に公開日を確認を。

古井家住宅(千年家)は、箱木家住宅(兵庫県神戸市)、横大路家住宅(福岡県糟屋郡新宮町)とともに三大千年家とも称されています。

古井家住宅(千年家)
名称 古井家住宅(千年家)/ふるいけじゅうたく(せんねんや)
所在地 兵庫県姫路市安富町皆河233-1
関連HP 姫路市公式ホームページ
ドライブで 中国自動車道山崎ICから約11km
駐車場 千年家公園駐車場(有料)を利用
問い合わせ 姫路市教育委員会 TEL:079-221-2786/FAX:079-221-2779
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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