北僧尾農村歌舞伎舞台

北僧尾農村歌舞伎舞台

兵庫県神戸市北区淡河町、厳島神社の境内にある農村歌舞伎、地芝居の舞台が、北僧尾農村歌舞伎舞台(きたそうおのうそんかぶきぶたい)。安政6年(1777年)の墨書が鏡柱に残る現存するもっとも古い農村歌舞伎の舞台で、兵庫県の重要有形民俗文化財に指定されています。

現存する日本最古の農村歌舞伎舞台が神戸市に!

農村歌舞伎は江戸時代に、農閑期に行なわれていた歌舞伎。
当初は田んぼなどに仮設の小屋を掛け、簡易的な施設で上演されていましたが、江戸時代後期〜明治時代に、神社境内の長床などが舞台として使用されるようになったほか、専用の舞台が各地につくられるようになりました。

神戸市北区もこうした農村歌舞伎の舞台が数多いエリアで、淡河(おうご) 一帯にも15ヶ所の舞台があったとか。
現在も北僧尾農村歌舞伎舞台のほか、下谷上農村歌舞伎舞台(神戸市北区山田町)が現存しています(あいな里山公園農村舞台は、藍那集落にあった茅葺きの農村舞台を再現したもの)。

戦前までは活発に農村歌舞伎が上演され、地芝居も盛んでしたが、現在では上演する人、機会も減少したことから、平成27年度からは農村歌舞伎上演団体が主催となって毎年秋(10月下旬の日曜日)に下谷上農村歌舞伎舞台を中心に『北区農村歌舞伎上演会』を開催しています。

兵庫県(但馬が中心)、長野県(伊那谷が中心)、愛知県(三河が中心)は農村歌舞伎の盛んなエリアで、神戸市内では北区がその中心。

北僧尾農村歌舞伎舞台
名称 北僧尾農村歌舞伎舞台/きたそうおのうそんかぶきぶたい
所在地 兵庫県神戸市北区山田町下谷上砂川39
関連HP 神戸公式観光サイト
電車・バスで 神戸電鉄道場南口駅から神姫バス三木営業所行き23分、萩原下車、徒歩28分
駐車場 なし
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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