シワガラの滝

シワガラの滝

兵庫県美方郡新温泉町にあるカメラマンにも大人気の美しい滝が、シワガラの滝。上山高原(うえやまこうげん)周辺は滝の宝庫ですが、落差10mほどの滝が溶岩洞穴のなかに落ちるという異色の滝が、シワガラの滝。ドーム状の洞穴に滝の轟音が反響、岩の切れ目から陽光が差し、神秘的な世界を創出しています。

溶岩洞穴から眺める神秘的な滝ですが、アプローチは危険度大!

シワガラの滝

扇ノ山周辺と上山での火山活動で流出した溶岩の台地で、川は美しい渓谷や滝を生み出していますが(滝の数は大小100以上もあるとか)、その筆頭が小又川渓谷にあるシワガラの滝です(滝は洞穴の中からしか見ることができません)。

駐車場からロープや鎖を頼りに断崖を下り、沢を遡行するという上級者向けのルート。
近年、滑落事故(死亡事故)も毎年のように発生していることから、地元新温泉町は、初心者はガイド同行で探勝をと呼びかけています。
豪雪や土砂崩れで道が荒れていることも多く、安易に近づかないのが無難。

途中、渡渉(としょう=川を渡ること)もあり水量が多い場合もあるため(膝より上まで水がある際には沢に入ると流される危険があります)、長靴または草鞋(わらじ)などを持参したほうがいい場合もあります。
しかも渓谷は狭く、滝周辺は増水時に逃げ場がなくなるので、天候にも気を配る必要があります(雷雲発生時などは入山しないように)。

ちなみに、シワガラという名の由来は、修験者の滝に打たれる姿が、「しばかれる」ようだからとも、あるいは白髪(しらが)のような滝だからなど、諸説あり定かでありません。

シワガラの滝登山を楽しむための心得と準備|新温泉町

  • 危険箇所が多いと認識/鎖やトラロープ(黒と黄色のロープ)の活用
  • 足元が不安定な登山道!しっかりと足元も見る/滑りやすい(特に川の中は注意)
  • 天候注意/雨のあとは水量も多く登山道が滑りやすい
  • 登山初心者、安全ガイト必要!一人で入山しない/携帯電話は圏外
  • 軽装危険!長袖、長ズボン、長靴/マムシの生息区域、ハチにも注意
シワガラの滝
シワガラの滝
名称 シワガラの滝/しわがらのたき
所在地 兵庫県美方郡新温泉町海上
関連HP 新温泉町公式ホームページ
ドライブで 北近畿豊岡自動車道八鹿氷ノ山ICから約64km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 上山高原エコミュージアム TEL:0796-99-4600/新温泉町商工観光課 TEL:0796-82-5625
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人。

アバター画像

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ