夏は爽やかな「高原列車の旅」を! 「HIGH RAIL 1375」も運転中

最近、あまり聞かなくなった言葉が、「高原列車」。かつてはロマンを呼ぶ言葉として『高原列車は行く』(昭和29年)などという歌謡曲もあり、『ディスカバー・ジャパン』キャンペーンの時代には、注目の旅先でした。その高原列車の旅が楽しめるのが、JR最高所を走る小海線(こうみせん)です。

避暑地としても絶好の八ヶ岳高原を走る

普通列車で運用されるキハE200形「こうみ」

八ヶ岳南麓の高原地帯を走る小海線は、車窓から南アルプス、八ヶ岳を眺望するまさに「高原列車」。
小海線は、中央本線・小淵沢駅(山梨県北杜市小淵沢町)と、しなの鉄道・小諸駅(長野県小諸市)を結ぶ非電化のローカル線。
かつては循環急行や、新宿駅に直通する急行も走っていましたが、今は普通列車、観光列車「HIGH RAIL 1375」のみとなっています。

小海線がどれほど高原列車なのかといえば、「八ヶ岳高原線」という愛称の通り、甲斐小泉駅〜海尻駅間は標高1000mを超える高原地帯。
中央本線との分岐駅となる小淵沢駅で標高886.7m。
普通鉄道の最高駅となる野辺山駅で標高1345.67m、清里駅との間にある踏切がJR最高地点で標高1375mなので、小淵沢駅から500m弱も山登りしていることがわかります。
ディーゼルカーがうなりながら登るわけで、観光列車「HIGH RAIL 1375」の1375も、この最高地点の標高を表しています。

普通列車を利用して、清里で途中下車し、清泉寮へという途中下車の旅も可能ですが、沿線の高原にあるリゾートホテル、ペンションに泊まるのもおすすめです。

「HIGH RAIL 1375」はおもに土・日曜、祝日の運転(1日3本)ですが、8月〜9月に限っては、月曜、金曜などに運転されることも多く、まさに乗車のチャンス。
酷暑、残暑を逃れて、高原列車に乗る旅を楽しめるのです。

「HIGH RAIL 1375」は、2両編成で、1号車にペアシート(外の景色を眺望できるような座席配置)、BOXシート、物販カウンター、2号車がリクライニングシート、ギャラリーHIGH RAILという構成。
カップル、ファミリー、ひとり旅など様々なニーズに応える列車です。

「HIGH RAIL 1号」は小淵沢から小諸、「HIGH RAIL 2号」は小諸から小淵沢という往復の行程ですが、小淵沢と小諸を結んで夜間に走る「HIGH RAIL 星空」も運行され、野辺山駅で40分間の『星空観察会』を楽しめるという内容に。
事前の予約で「HIGH RAIL 1号」は、小海線高原ブランチ、「HIGH RAIL 星空」は特製弁当という特別な内容の弁当を味わうこともできます(「JRE MALLオーダー」で受付)。

観光列車「HIGH RAIL 1375」
「HIGH RAIL 1号」の小海線高原ブランチ

小海線沿線でリゾートホテルに泊まるなら

グランドメルキュール八ヶ岳高原リゾート&スパ

小海線・甲斐大泉駅から送迎あり
キッズスペース「杜の8」や温泉、ビュッフェを楽しめる高原リゾートホテル。
幼児連れなどのファミリーにも最適です。

清泉寮 ホテル&コテージ

小海線・清里駅から送迎あり
清泉寮に宿泊できることを知らない人が多いのですが、ソフトクリームを食べるだけで帰ってしまうのは、日中の喧騒を味わうだけとなります。レトロな本館やコテージに宿泊すれば、清泉寮らしさを満喫することができます。

天空の楽園 清里高原リゾート(旧:清里高原ホテル)

小海線・清里駅から送迎あり
清里高原の高台に建つホテルで、2026年5月1日(金)リニューアルオープン。
かつての天文台はそのままに(星空観察会も実施)、客室をリニューアルし、満天の星空を楽しめる「星空ルーム」や和室のくつろぎとベッドを備えた「コンフォート和洋室」などが誕生しています。

八ヶ岳高原ロッジ

小海線・野辺山駅から送迎あり
昭和51年放送のテレビドラマ『高原へいらっしゃい』((田宮二郎・由美かおる主演)で一世を風靡した野辺山高原のクラッシックなホテル。舞台となった「八ヶ岳高原ヒュッテ」(東京・目白の旧尾張徳川家本邸を移築)は、現在はレストランなどで利用されています。

夏は爽やかな「高原列車の旅」を! 「HIGH RAIL 1375」も運転中
関連HP JR東日本公式ホームページ
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