2024年7月20日(土)~7月21日(日)、大分県日田市で『日田祇園祭』が行なわれます。300年の伝統をもち国の重要無形民俗文化財に指定。豆田地区4基、隈地区2基、竹田地区2基、そして日田祇園山鉾会館にある10m平成山鉾1基が巡行。7月14日(日)は恒例の『第36回日田祇園山鉾集団顔見世』も行なわれます。
2日前には、日田駅前で山鉾の集団顔見世も
疫病や風水害を払い安泰を祈念して300年にわたって続く『日田祇園祭』。
絢爛豪華な山鉾が祇園囃子の音色とともに隈・竹田地区(川原町、大和町、三隈町、若宮町から山鉾が出ます)、豆田地区(中城町、豆田上町、豆田下町、港町から山鉾が出ます)の町並みの中を巡行します。
夜には、提灯を飾り付けた優雅な晩山の巡行し、これが祭りのハイライト。
日田市の祇園祭りは、毎年作り替えられる「ヤマ」と呼ぶ山鉾が曳き廻されます。
山鉾はすべて日田での手づくりです。
7月14日(日)は、巡行本番にJR日田駅前で『日田祇園山鉾集団顔見世』を行なわれます。
隈・竹田地区では、祭りの初日、それぞれの山鉾が「町内押し」といって各町内を巡行した後、隈地区の山鉾は隈八坂神社、竹田地区の山鉾は若宮神社に納めます。
さらに隈地区と竹田地区の山鉾は、隈八坂神社と若宮神社双方の御神幸行列の巡行も行なっています。
豆田地区では、初日の朝八坂神社に勢揃いして中城御旅所まで御神幸行列に連ねて巡行し、豆田地区内を山鉾ごと定められた順路で巡行します。
日田の祇園社は竹田若宮神社、隈八坂神社、豆田八阪神社の3社。
日隈城内にあった八坂神社が日隈城廃城の際に現在の隈、寺町付近に移され(現・隈八坂神社)、その後厄除け神事が行なわれるようになったもの。
文献での初出は、江戸時代初期の寛文5年(1665年)で、正徳4年(1714年)には、豆田・隈両地区で本格的な山鉾がつくられるようになったといわれています。
日田祇園囃子は、文化年間(1804年〜1818年)、15万石もの天領を支配する日田代官・塩谷大四郎(塩谷正義)に随伴した目明・小山徳太郎が長崎に同行した際、長崎明泰楽の明笛を習得し、それを祇園囃子として使用したのが始まり。
日田祇園祭は、臼杵祇園まつり(臼杵市)、『中津祇園』(中津市)とともに「大分三大祗園祭」にも数えられています。
「日田祇園の曳山行事」は、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に登録されています(全国に33ヶ所)。
日田祇園祭|日田市|2024 | |
開催日時 | 2024年7月20日(土)~7月21日(日) |
所在地 | 大分県日田市 |
場所 | 豆田地区、隈・竹田地区 |
関連HP | 日田市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR日田駅から |
ドライブで | 大分自動車道日田ICから約3km(周辺は交通規制が実施されるため注意を) |
駐車場 | 日田市役所駐車場・亀山公園駐車場・竹田公園駐車場・月隈公園駐車場など利用 |
問い合わせ | 日田市商工観光部観光課 TEL:0973-22-8210/FAX:0973-22-8328 |
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