艮神社

艮神社

広島県福山市北吉津町に鎮座する古社が艮神社(うしとらじんじゃ)。元和5年(1619年)、初代福山藩主・水野勝成(みずのかつなり)の福山城築城、城下町の町割りに際しては、城の鬼門・艮(うしとら=北東)の方位を鎮める守護神・秋津艮大明神として鎮座しています。明治維新後に艮神社と改称しています。

福山市最古の神社に参拝

坪生庄(つぼうしょう)など福山一帯が藤原家の荘園だった平安時代の天永3年(1112年)、須佐之男命(すさのおのみこと)を祀る牛頭天王社(ごづてんのうしゃ)として吉津庄内の木庄(現・福山市木之庄町)に創建された古社。
建武元年(1334年)、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)を合祀して遷座し、秋津洲神社(あきつしまじんじゃ)となりました。
4代藩主・水野勝種(みずのかつたね)の時代には社殿などが寄進され隆盛を極めました。
毎年体育の日に例大祭が齋行。
厄除け守、厄除け絵馬などを授与してくれます。

ちなみに、社号標の立つ入口東には観音寺がありますが、ともに福山城の鬼門封じの役目を担っており、観音寺は江戸時代(神仏習合)には艮神社の別当寺(神社を管理する寺)でした。

艮神社
名称 艮神社/うしとらじんじゃ
所在地 広島県福山市北吉津町1-5-24
関連HP 艮神社公式ホームページ
電車・バスで JR福山駅から徒歩15分、または、タクシーで4分
ドライブで 山陽自動車道福山東ICから約4.5km、福山SAスマートICから約5km
駐車場 40台/無料、平日は境内にも駐車可能
問い合わせ 艮神社 TEL:084-922-3152/FAX:084-922-3152
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
観音寺

観音寺

広島県福山市にある高野山真言宗の寺、観音寺。福山藩初代藩主・水野勝成が福山城を築城する際、城郭の東北端、艮(うしとら)方角の鬼門守護のために建立されたと推定される寺社群が観音寺と艮神社。真言宗の寺院である観音寺の本堂からは慶安4年(1651

福山城

福山城

福山城は、徳川幕府の西国鎮護の拠点として、福山藩初代藩主・水野勝成(みずのかつなり=徳川家康のいとこ)が、元和5年(1619年)に福山藩10万石の藩庁として、築いた城。慶長20年(1615年)の一国一城令後に築城された近世城郭として貴重。「

御手洗川(御手洗川の上水道施設)

御手洗川(御手洗川の上水道施設)

広島県福山市北吉津町の寺町を流れる水路が御手洗川(みたらいがわ)。福山城の築城に際し鬼門守護の目的で創建された観音寺などの寺町群の門前の道路脇を流れる水路で、現存する小さな石組の扉門は、福山城下・寺町で利用する上水の重要な取水口(御手洗川の

 

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