厳島神社・五重塔

厳島神社・五重塔

室町時代の応永14年(1407年)創建で、和様と唐様が融合した優美な五重塔が千畳閣(豊国神社)脇にそびえていますが、これが国の重要文化財に指定される厳島神社・五重塔。大聖院の子院にあたる金剛院の五重塔でしたが、明治初年の廃仏毀釈、神仏分離の嵐の中で厳島神社の管理に移されています。

神仏分離以前は、大聖院子院・金剛院の五重塔

厳島神社・五重塔

戦国時代の天文2年(1533年)に改修されたことが、露盤(ろばん)下品軒覆の鉄板鋳銘から判明しています。

五重塔内にあった本尊の釈迦如来、普賢菩薩、文殊菩薩は、明治の神仏分離時に大願寺へ移されています。

千畳閣や五重塔が建つ丘を塔の岡と呼び、厳島合戦ではここに陶晴賢(すえはるかた)が陣を張った場所です。
戦に敗れ、自刃した陶晴賢の墓は洞雲寺(広島県廿日市市佐方)にあります。
またこの塔の岡から厳島神社側が西町、表参道側が東町になります。

厳島神社・五重塔
名称厳島神社・五重塔/いつくしまじんじゃ・ごじゅうのとう
所在地広島県廿日市市宮島町1-1
関連HP厳島神社公式ホームページ
電車・バスでJR宮島口駅からJR連絡宮島航路または松大観光船で10分、宮島桟橋下船、徒歩15分
ドライブで山陽自動車道廿日市ICから約4.7km。または、大野ICから約5kmで宮島口
駐車場宮島口市営駐車場(166台/有料)・もみじ本舗駐車場(500台/有料)
問い合わせ厳島神社 TEL:0829-44-2020/FAX:0829-44-0517
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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