摩周湖にある展望台のうちで、レストハウスもあり、もっとも人出が多い展望台。摩周湖を取り囲む外輪山カルデラ壁の上に位置し、湖面までの標高差は300m。眼下にコバルトブルーの湖面が広がります。対岸にはアイヌの人々が、カムイヌプリ(神の山)と呼んだ摩周岳がそびえ、火口壁の一部も目にできる位置です。
通年を通して摩周湖を眺める唯一の展望台
いわゆる表摩周にあり、ツアー客もやって来るため、駐車場もツアーバスが並ぶ盛況ぶり。
摩周湖にある3つの展望台のうち、ここだけは駐車場も有料(硫黄山レストハウスと共通)。
道道52号屈斜路摩周湖畔線は、弟子屈市街〜摩周第一展望台(摩周湖レストハウス)〜摩周第三展望台〜弟子屈町跡佐登(JR川湯温泉駅近く)と、表摩周の周遊道路になっていますが、冬季(11月上旬〜4月下旬)は摩周第一展望台(摩周湖レストハウス)〜摩周第三展望台〜弟子屈町跡佐登(JR川湯温泉駅近く)が通行止めに。
つまり、通年、摩周湖を眺めることができるのが、この摩周第一展望台です。
逆に夏場は、釧路湿原が霧の発生装置のような役割を果すので、摩周第一展望台が霧に包まれる確率が一番大きい展望台となっています。
摩周湖レストハウスでは、摩周湖ブルーソフトクリーム(ほんのりミント味)などが味わえます。
また、せっかく来たのに霧だった人のために、「霧の缶詰(夢とロマン)」も用意されています。
缶にプリントされた摩周湖の写真を、手のひらであたためると、曇った景色が晴れた摩周湖になるという、カラクリも。
しかし、中身は、あくまで「夢とロマン」ですので、勘違いしませんように。
そんなご当地ソングにもなるほど、霧のイメージが強い摩周湖ですが、傾向と対策ももちろんあります。
太平洋高気圧の覆われる夏には太平洋の湿った風が釧路湿原で温められ、摩周外輪山にぶつかって霧となります。
つまり、摩周湖にある展望台のなか夏の日では霧に包まれる可能性が最も高いのが第一展望台。
どうしても摩周湖を見たい場合には朝夕が狙い目となります。
とくに光線状態がいいのは、順光となる夕方。
夕食を少し遅めに設定して、夕日まで粘るのも手です。
摩周湖を訪れる場合には、夕食の時間に融通がきく宿を取るのが賢明です。
(民宿や旅館だと夕食時間が決められて、せっかく晴れそうなのに下山ということにも・・・)
その日の夕方がダメなときは、翌日の日の出狙いもあるので、なるべくなら、川湯温泉や屈斜路湖畔に宿をとることをおすすめします。
摩周第一展望台 | |
名称 | 摩周第一展望台/ましゅうだいいちてんぼうだい |
所在地 | 北海道川上郡弟子屈町弟子屈原野 |
関連HP | 摩周湖観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR摩周駅前から阿寒バス女満別空港方面行きで25分、摩周第一展望台下車、すぐ |
ドライブで | 根室中標津空港から約60kmで摩周第一展望台 |
駐車場 | 140台/4月上旬~11月上旬の8:00~17:00は有料(硫黄山駐車場との共通券)、その他の期間は無料 |
問い合わせ | 摩周湖レストハウス TEL:015-482-1530 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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