元地海岸(メノウ浜・地蔵岩)

元地海岸(メノウ浜・地蔵岩)

北海道礼文町、礼文島の玄関口・香深(かぶか)港から桃岩展望台を越えた西側の海岸(北海道道765号元地香深線の新桃岩トンネルを抜けた先)が元地港、そして元地海岸。島で最古の堆積層が地表に現れているため、地蔵岩、猫岩などの奇岩が多い海岸。メノウが転がるメノウ浜を通り抜けると地蔵岩があります。

時化(しけ)の後ならメノウの原石を探そう!

車道終点の元地集落から、海岸沿いに5分ほど北に歩いた地蔵岩は、波打ち際に直立する高さ50mほどの岩。
元地港~地蔵岩間の浜は、メノウ浜と呼ばれ、小指大から親指大ほどのメノウの原石を拾うことが可能。
とくに海の荒れた後ならチャンスも増大します(以前に比べて数が減ったともいわれますが、フェリーが大揺れするような時化の後に拾いに行くのがオススメ)。
西海岸にあるので、日本海に沈む夕日が美しい場所として知られています。

地蔵岩は、礼文島北部の浜中を起点とし、西海岸を歩く「西海岸8時間コース」の終点にもなっていましたが、落石や崩落の危険から現在は香深井がゴールに変更されています(宇遠内〜元地は、落石・転落の危険があるため、通行を禁止、その他の区間も十分な装備と準備が必要)。

元地とはいかにも日本語地名のような感じですが、アイヌ語のチェプ・モトチ(cep-motochi=魚・背骨)に由来すると推測される地名です。

火山島である利尻島とは対象的に、礼文島は、島の最高峰・礼文岳を中心に分布する白亜紀の礼文層群と新第三紀の元地層などで構成されています。
元地海岸には前期白亜紀の礼文層群地蔵岩層と断層で接して溶結凝灰岩があり、これがメノウ浜層。
地蔵岩は、礼文島の白亜紀で最も古い礼文層群地蔵岩層です。

元地海岸(メノウ浜・地蔵岩)
名称 元地海岸(メノウ浜・地蔵岩)/もとじかいがん(めのうはま・じぞういわ)
所在地 北海道礼文郡礼文町香深村元地
電車・バスで 香深から宗谷バス元地行きで15分、終点下車
ドライブで 香深港から約3km
駐車場 元地港駐車場(10台/無料)
問い合わせ 礼文島観光案内所 TEL:0163-86-2655(4月〜10月)
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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