標津町メロディーロード

アスファルト舗装の表面を加工し、そこを走ると走行音が、メロディーとして聞こえるという超ユニークな道路。まさに路面が楽器になっているわけで、標津町内の川北市街近くの酪農地帯を走る町道(川北北7線道路)がそれ。一見すると何の変哲もない酪農地帯の道路に見えますが、そこを走ればなんと『知床旅情』のメロディーが! 

道路が楽器に変身するユニークな道

道路の凹凸がメロディーを生み出す

アスファルトの舗装路面に切断された幅6mmから12mmのグルービング(溝)の間隔をメロディーになるように配列するもの。
溝を密集させると高い音階が、まばらなところは低い音階が出るという原理で、時速60kmで走行すると、565.3mの道路が15秒の『知床旅情』を聞かせてくれるという仕掛け。
想像以上に音程があることに驚くので、まずはぜひとも一度走行を。

地元、北海道標津町の篠田興業が北海道立工業試験場(現・北海道立総合研究機構)と共同開発したのがメロディーロード。
ちゃんと登録商標にもなっていますが、実験的に造られたその記念すべき第1号がここ標津町のメロディーロードです。

現在では車山ビーナスライン「スカボロフェアー」など全国に数ヶ所設置されています。

知床ブームを生んだ『知床旅情』

知床旅情』は、森繁久彌(もりしげひさや)が、昭和35年に羅臼を中心に撮影された映画『地の涯てに生きるもの』もロケのクランクアップの際、「お世話になった羅臼の人々に捧げます」と即興でつくったとされる歌。

「知床の岬にハマナスの咲く頃♬」で始まる元歌は、『さらばラウスよ』。
加藤登紀子がカバーして、昭和46年に知床ブームを生んでいます。

標津町メロディーロード
名称 標津町メロディーロード/しべつちょうめろでぃーろーど
所在地 北海道標津郡標津町川北
関連HP 篠田興業公式ホームページ
ドライブで 根室中標津空港から約17km
駐車場 なし
問い合わせ 標津町商工観光課 TEL:0153-82-2131
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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