抜海原生花園

抜海原生花園

天塩川の河口から稚内西海岸までは、延々と原野が続き、番屋以外の人家は皆無です。海岸沿いに原始砂丘が続き、天然の花園になっているのが稚内市の抜海原生花園。日本海オロロンライン(道道106号)の抜海港の南側~抜海駅前~富士見橋~稚内西浜にかけての海岸線はすべて原生花園という状態です。

利尻富士の眺めがいい天然の花園

日本海オロロンルート(道道106号)の抜海原生花園周辺には公的な駐車場はないので旧抜海小中学校などのスペースに車を入れて見学するのが賢明(ここが抜海原生花園という表示もなく、原野が続くだけです)。
初夏にはエゾスカシユリの群落も見事で、お花畑や原始砂丘、砂丘の間の沼越しに利尻富士を眺望。

抜海港の南側や富士見橋の北側で海岸線に並行して細長い沼や湿原が展開しますが、これは海岸線の後退で生まれた海跡沼。

抜海原生花園の入口、宗谷本線抜海駅は、昭和58年公開の映画『南極物語』のハイライトで、犬の提供者で樺太犬リキの飼い主・志村麻子(荻野目慶子)に会うため、高倉健演じる第1次・第3次越冬隊員・潮田暁が子犬(2代目のリキ)を連れて抜海駅に降り立つシーンの舞台になっています。

抜海原生花園
名称 抜海原生花園/ばっかいげんぜいかえん
所在地 北海道稚内市抜海村抜海
電車・バスで JR抜海駅から徒歩20分
ドライブで 稚内空港から約20km
駐車場 旧抜海小中学校などを利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
夕来パーキング(夕来展望所)

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