若狭三方縄文博物館

若狭三方縄文博物館

福井県三方上中郡若狭町、三方五湖(みかたごこ)の三方湖の畔にある縄文ロマンパークの中心施設が、若狭三方縄文博物館。鳥浜貝塚から発掘された出土品や長年にわたる研究成果の展示などを中心にした、縄文時代と縄文人全体をわかりやすく解説したミュージアムです。

鳥浜貝塚出土品を中心に縄文文化を紹介

鳥浜貝塚は、縄文時代草創期〜前期(1万2000年前〜5000年前)の集落遺跡。
1万年にも及ぶ縄文時代の人々は、かつてはただ食べて生きていたともいわれていましたが、集落を形成し、多種の土器を作り上げ、舟を作り湖だけでなく海にまで乗り出し、そして信仰を有した豊かな精神性も研究から判明しています。
そんな豊かな縄文の人々の生活に思いを馳せることができるのが、若狭三方縄文博物館。

鳥浜貝塚の出土遺物のほか、縄文時代後期のスギの大株(埋没林)を展示する「縄文ホール」、ユリ遺跡出土丸木舟(縄文時代後期・晩期)を展示の「森と海・湖(うみ)の文明」、縄文土器を展示する「土器の径(どきのみち)」などがあります。

縄文海進時、三方湖はその丘陵の先端付近まで湾入し、湖畔に鳥浜人が居住していました。
この鳥浜貝塚の集落が、若狭地方の拠点的集落だったと推測されています。

館内では、水月湖の湖底で発見された年縞(ねんこう=何層にも重なった堆積物)に関する展示「縄文環境と水月湖年縞(すいげつこねんこう)」もあり、古代史のロマンへと誘ってくれます。
展示物として年縞の実物を見ることができるのは、若狭三方縄文博物館と福井県里山里海湖研究所だけという貴重なものです。

事前予約で、土笛づくり、火おこし、勾玉づくりなどが可能。
ミュージアムショップも併設。

屋外には竪穴式住居が復元され、自由に見学ができます。

若狭三方縄文博物館
名称 若狭三方縄文博物館/わかさみかたじょうもんはくぶつかん
所在地 福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1
関連HP 若狭三方縄文博物館公式ホームページ
電車・バスで JR三方駅からタクシーで5分
ドライブで 舞鶴若狭自動車道若狭三方ICから約4km
駐車場 70台/無料
問い合わせ 若狭三方縄文博物館 TEL:0770-45-2270
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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