小浜市鯖街道ミュージアム

福井県小浜市小浜広峰、令和2年3月8日「鯖の日」オープンした日本遺産「御食国（みけつくに）若狭と鯖街道」（若狭街道）のガイダンス施設が、小浜市鯖街道ミュージアム。小浜から京へと鯖を運んだ鯖街道を詳細に解説するほか、小浜市の文化財や伝統芸能、祭礼などを紹介しています。

鯖街道（若狭街道）の起点・小浜で基礎知識を学ぶ

若狭と畿内を結んだ「鯖街道」のうち、最大の物流量を誇ったのが小浜と近江今津を結ぶ若狭街道で、その起点となるのが北前船の寄港地として賑わいをみせた小浜。
近世中期以降は、熊川宿を中継基地に、小浜の仲買が送り出した大量の物資を馬借や背負に取り次ぎ、京へと運んだのです。

腐るのが早い生の鯖に「一塩」して鯖街道（若狭街道）を使って京に運び、京では「若狭もの」、「若狭一汐」と珍重されたのです。

近江今津に出るルートのほかにも、小浜から遠敷、上根来を通り、針畑峠で国境を越えて大原から京へ入る道、杉尾峠（生杉越）で国境を越えて、鞍馬から京へ入る道、堂本から知井坂で国境を越え、鷹峯から京へ入る道などがありました。

日本遺産「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群～御食国（みけつくに）若狭と鯖街道～」の構成資産も数多い小浜市。
鯖街道を旅するなら、まずは起点となる小浜で小浜市鯖街道ミュージアムに立ち寄り、京へと向かうのがおすすめです。

画像協力／小浜市