東椎屋の滝

宇佐市安心院町(あじむまち)にあり、落差85mの巨瀑で、「九州華厳」の別名をもつ、東椎屋の滝(ひがししいやのたき)。西椎屋の滝、福貴野の滝とともに「宇佐の三滝」と呼ばれ、「日本の滝百選」にも選定。駐車場から滝までは300m、徒歩10分。周囲を絶壁の奇岩群に囲まれた渓谷で、新緑、紅葉の時期と散策に絶好です。

初夏には山伏が護摩を焚く『東椎屋の滝 滝開き』を開催

豊後国日出藩出身の幕末の儒学者・帆足万里(ほあしばんり)は「心潔むるの地」として門人を連れて二度、東椎屋の滝を訪問。
滝近くには帆足万里の詩碑が立っています。

滝の上部は新耶馬溶岩、下部は集塊岩で、国の名勝「耶馬渓」(やばけい)の一部になっています。
滝周辺には200万年前の人見岳火山岩類(輝石安山岩)の柱状節理が発達しています。
滝の裏には観音石像が安置されており、観音信仰の霊場だったことがわかります。

駐車場から東椎屋の滝までは、川沿いを歩くので、短い距離ですが足回りはしっかりと。

例年、6月の日曜に山伏が法螺貝(ほらがい)を吹き、護摩焚(ごまだき)をして観光客の安全を祈願する『東椎屋の滝 滝開き』が行なわれています。

東椎屋の滝
名称東椎屋の滝/ひがししいやのたき
所在地大分県宇佐市安心院町東椎屋
関連HP宇佐市公式観光サイト
電車・バスでJR中津駅から大分交通・中津観光バス安心院行き60分、終点下車、町営バス乗換え15分、東椎屋の滝下車、徒歩10分
ドライブで宇佐別府道路安心院ICから約12.5km。または、大分自動車道別府湾スマートICから約14.4km
駐車場60台/有料
問い合わせ宇佐市観光協会安心院支部 TEL:0978-34-4839/FAX:0978-34-4839
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
大分県の絶景スポット 10景

大分県の絶景スポット 10景

おんせん県のイメージが強い大分県ですが、意外に知られていないのが、絶景の豊富さと、多様さ。わざわざ訪れる価値がある絶景が至るところにある県で、ここでは、ニッポン旅マガジンの視線で、季節、時間帯、気象現象、歴史文化など様々なテーマから取材班が

福貴野の滝

福貴野の滝

大分県宇佐市安心院町福貴野の深見川に懸る滝が、福貴野の滝。雄滝と雌滝の2条に分かれ、落差は65mという巨瀑。国の名勝・耶馬溪の一部です。滝を見下ろす位置に龍泉寺という寺があったことから、龍泉寺の滝とも呼ばれています。初夏の晴れた早朝に虹がか

楢本磨崖仏

楢本磨崖仏

大分県宇佐市、国道500号からほど近い、宇佐市安心院町楢本(あじむまちならもと)地区にある磨崖仏が、楢本磨崖仏(ならもとまがいぶつ)。高さ4.5m、横幅40mの2段になった岩に、不動明王や薬師如来など、40数体にも及ぶ像が刻まれていますが、

余の滝

余の滝

大分市宇佐市院内町原口にある滝、余の滝(あまりのたき)。院内余温泉から東南に1kmほどの駅館川(やっかんがわ)上流の余川に懸かり、落差は48m。水量は少なく、岩盤にぶつかって幾筋かに分かれるさまから「末広の滝」との別名があります。両合棚田、

西椎屋の滝

玖珠郡玖珠町を流れる駅館川(やっかんがわ)上流、日出生ダム(ひじゅうダム)直下に位置する西椎屋の滝。東椎屋の滝、福貴野の滝とともに、「宇佐の三瀑」のひとつに数えられる名瀑。高さ86mもの急崖を豪快に落下する大飛瀑は、迫力満点で「日本の滝百選

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ