常陸風土記の丘・獅子頭展望台

常陸風土記の丘・獅子頭展望台

茨城県石岡市、朝廷の東北経営の補給基地となった鹿の子遺跡一帯を整備した常陸風土記の丘のシンボル的存在が、獅子頭展望台(ししがしらてんぼうだい)。『石岡のおまつり』(常陸國總社宮例大祭)に巡行する獅子頭を日本一の巨大サイズにしたユニークな展望台です。

『石岡のおまつり』の獅子頭をイメージ

常陸風土記の丘・獅子頭展望台

幅10m、奥行き10m、台座からの高さ14mという巨大な獅子頭で、毎年9月15日と敬老の日を最終日とする3日間開催される『石岡のおまつり』(常陸國總社宮例大祭)で大神輿が渡御しますが、町内を練り歩く「幌獅子」は、荷車の上に小屋掛けし、先頭に獅子頭を付けたもの。
この獅子頭を巨大化して展望台にしたものです。
「ふるさと創生事業」による1億円を投じて、巨大な「獅子頭」を建設。
広く開いた口の部分が展望台に。

常陸國總社宮は、律令時代、常陸国の国府に赴任した国司が、国内の神社を巡拝するのを簡略化して常陸国内に祀られる神々を合祀した常陸国の総社で、総社の例大祭ゆかりの獅子頭というわけなのです。
正倉院には奈良時代、天平勝宝4年(752年)の東大寺大仏開元の際に行なわれた供養会に用いられた伎楽面(獅子面)があるので、獅子頭の歴史は奈良時代にまで遡ります。

奈良時代の東北支配の前線基地だった石岡と獅子頭、一見異色の組み合わせですが、歴史的な整合性も感じられます。

常陸風土記の丘・獅子頭展望台
名称 常陸風土記の丘・獅子頭展望台/ひたちふどきのおか・ししがしらてんぼうだい
所在地 茨城県石岡市染谷1646
関連HP 常陸風土記の丘公式ホームページ
電車・バスで JR石岡駅から関鉄グリーンバスで林経由柿岡車庫行きで村上下車、徒歩15分
ドライブで 常磐自動車道石岡小美玉スマートICから約5.5km
駐車場 常陸風土記の丘駐車場(125台/無料)
問い合わせ 常陸風土記の丘 TEL:0299-23-3888/FAX:0299-23-7173
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
常陸風土記の丘

常陸風土記の丘

茨城県石岡市は古代の常陸国の中心地。常磐自動車道の建設の際に竪穴住居跡90軒、工房跡10基(鍛冶跡)、長屋状竪穴遺溝2棟が発見された鹿の子遺跡一帯を常陸風土記の丘として整備し、古代家屋復元広場、鹿の子史跡公園、「石岡の歴史」展示室などで楽し

 

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