毎年12月第2土曜、岐阜市池ノ上町の葛懸神社(かつらがけじんじゃ)で『池ノ上みそぎ祭』が行なわれます。「池ノ上裸祭」としても知られ、15:00頃〜裸(下帯姿)の男たちが、寒風吹きすさぶ長良川に入り禊(みそぎ)を行ないます。禊場は、長良川右岸、忠節橋から下流500mほどの場所です。
祓戸の大神を祀る葛懸神社の神事

室町時代の応永26年(1420年)頃に起こった旱魃などによる応永の大飢饉では、畿内を中心に祈祷などが行なわれていますが、水の神である葛懸神社の『池ノ上みそぎ祭』もその頃から重要視されたと推測されています。
天文の大洪水までは社前一面大池があり、禊は天文3年(1534年)以前は神社前の大池で行なわれていました(神社は昭和13年、長良川の改修工事のために現在地に遷座)。
下帯姿になったのも大正3年以降のことで、それ以前は全裸だったとか。

池ノ上みそぎ祭|岐阜市 | |
開催日時 | 毎年12月第2土曜 |
所在地 | 岐阜県岐阜市池ノ上町3-47 |
場所 | 葛懸神社/みそぎ場:長良川右岸、忠節橋から下流500m |
関連HP | 岐阜市観光コンベンション協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR岐阜駅、名鉄岐阜駅から岐阜バス忠節さぎ山まわりなどで約15分、忠節橋下車、徒歩10分 |
駐車場 | なし |
問い合わせ | みそぎ祭奉賛会 TEL:090-7671-5577 |
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