地場産プラザ「わったいな」周辺(鳥取市賀露町)を会場に「体験」・「実感」・「発見」をテーマに10月に開催される収穫感謝祭。主催は「JA鳥取いなば」で、管内の旬の農産物を集め、「食のみやこ鳥取県」をPRするビッグイベントです。
30mの巻きずしを参加者が作る「ジャンボ巻き寿司大会」も
恒例の30mの巻きずしを参加者が息を合わせて作る「ジャンボ巻き寿司大会」(100名定員)や農産物の大抽選会などを実施。
クイズに全問正解しアンケートに答えれば、ミニステーキ試食(各日1000食)、レトルトカレー無料配布(各日1000食)が待っています。
「環境に配慮し、マイバッグ・マイ箸をご持参ください」(「食のみやこ鳥取県」いなば農産物フェスタ事務局)
『第28回とっとりイモコンフェスティバル』も同時開催され、鳥取藩の伝統料理である里芋とコンニャクを使った鍋料理を1杯100円で提供(各日500食)。
「因幡の半知」と「いもこん鍋」の関係は!?
かつて「因幡の半知」(いなばのはんち)という言葉があったほど、貧乏だった鳥取藩。自称32万石の大名ですが、実は16万石の石高しかないので石高を倍に水増し。格式を重んじた鳥取藩士たちですが、実は質素倹約の生活を強いられていました。
半知は、江戸時代、切迫する藩財政救済のため、藩主が借り上げた形にして家臣の知行・俸禄を半分に減じた施策のこと。
今風にいえば「サラリー半減」といった感じです。
下級武士は庭を野菜畑にして、里芋やコンニャクを自家栽培。それに賀露で揚がるイワシの干物の3品が酒の肴でした。
「イモコン・干イワシ」は、こんな鳥取藩の下級武士の食生活を表す言葉。むらづくり運動実践団体「トットリ・アフトピア協会」が、活動の一環で「いもこん鍋」を復活させ、毎年『とっとりイモコンフェスティバル』を開催しているのです。
家庭でつくる「いもこん鍋」レシピ
(資料提供:鳥取県食のみやこ推進課・鳥取県東京事務所)
【材料】(4人分)
・こんにゃく=300g
・大根=300g
・里芋=300g
・ニンジン=100g
・ゴボウ=50g
・鶏もも肉=170g
・ネギ=適当量
・サラダ油=大さじ1
・A調味液
しょうゆ=大さじ2
みりん=大さじ1
砂糖=大さじ3分の2
一味唐辛子=お好みで少々
・B調味液
だし汁=3カップ
しょうゆ=50cc
酒=大さじ1
みりん=大さじ1
酢=大さじ2分の1
【作り方】
(1)大根は大きな乱切りに
(2)里芋は皮をむき、丸のままさっと湯がいて大きなものは半分に切る
(3)こんにゃくはさっと湯がいてアクを取り、手で大きめにちぎり、から炒りにして水分を飛ばした後、A調味液で汁気がなくなるまで炒り煮する
(4)ニンジン、ゴボウを乱切りにし、さらに鶏肉も同じくらいの大きさにカット
(5)鍋にサラダ油を熱して、鶏肉とゴボウを炒める
(6)出汁(だし)を加えて加熱し沸騰したら、大根とニンジンを入れて煮る。大根が柔らかくなったら、里芋も加える
(7)里芋が半煮え(切り口を見て色の変わった部分が半径の半分に達したくらい)になったら、B調味液を入れ、弱火でゆっくり味を含ませる
(8)最後に(3)のこんにゃくを加える。ネギは椀にいれる前に散らす
いなば農産物フェスタ | |
開催日 | 2016年10月15日(土)〜10月16日(日) |
開催時間 | 10月15日(土)10:00〜16:00 10月16日(日)9:00〜15:00 |
所在地 | 鳥取県鳥取市賀露町西3-323 |
場所 | 地場産プラザわったいな周辺 |
関連HP | 食のみやこ鳥取公式ホームページ |
電車・バスで | 鳥取砂丘コナン空港からタクシーで5分。または、JR鳥取駅日ノ丸バス賀露線で30分、かにっこ館前下車すぐ |
ドライブで | 鳥取自動車道鳥取ICから約8.5km |
駐車場 | 450台/無料 |
問い合わせ | 「食のみやこ鳥取県」いなば農産物フェスタ実行委員会事務局 TEL:0857-32-1141/FAX:0857-32-1110 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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