日本三大石鳥居とは!?

日本三大石鳥居

鳥居の材質はもともとは木だったのですが、中世から北九州や瀬戸内海の花崗岩を海路運んで鳥居にするという石鳥居が建立されるようになりました。運搬に財力がかかることから、奉納者の権力を示すことができるこの石鳥居、日本三大石鳥居に数えられるのは、やはり日光東照宮、鶴岡八幡宮、八坂神社と名だたる名社の鳥居です。

日光東照宮・石鳥居(一の鳥居)

所在地: 栃木県日光市山内
建立年: 元和4年4月17日(1618年6月9日)
奉納者: 黒田長政(黒田官兵衛の子)
役割: 日光東照宮の神域の入口を守護
文化財: 国の重要文化財/日光東照宮は世界文化遺産「日光の社寺」の構成資産

日光東照宮・石鳥居(一の鳥居)

日光東照宮・石鳥居(一の鳥居)

日光東照宮参道途中、五重塔近くにあるのが石鳥居(一の鳥居)。日光東照宮創建(徳川家康日光改葬)の翌年、元和4年4月17日(1618年6月9日)の造営の明神鳥居。高さ9.2m、柱間6.7m、柱の直径(太さ)3.6mの石鳥居で、花崗岩製。筑前国

鶴岡八幡宮・一の鳥居

所在地: 神奈川県鎌倉市由比ヶ浜2丁目
建立年: 寛文8年(1668年)
奉納者: 徳川家綱
役割: 鶴岡八幡宮の参道(段葛)の一の鳥居
文化財: 国の重要文化財

鶴岡八幡宮・一の鳥居

鶴岡八幡宮・一の鳥居

古都・鎌倉の都市計画は、源頼朝が鎌倉入りした直後の治承4年10月12日(1180年11月1日)、鶴岡八幡宮を現在地に遷し、海岸から八幡宮への参道となる若宮大路を開いたのが始まり。その若宮大路には海岸から一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居が配されて

八坂神社・石鳥居

所在地: 京都府京都市東山区祇園町北側
建立年: 正保3年(1646年)
役割: 八坂神社の正門を守護(かつての三の鳥居)
文化財:国の重要文化財

八坂神社・石鳥居

八坂神社・石鳥居

明治初年の神仏分離まで、祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の守護神・牛頭天王(ごずてんのう=神仏習合の神)を祀り、祇園感神院、あるいは祇園社と呼ばれていたのが八坂神社。現在、本殿、舞殿、南楼門が南北に並んでいますが、その南に位置するのが正門にあた

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日本三大鳥居

日本三大鳥居とは!?

鳥居というと神社を連想し、神社の入口に立つものと思われがちですが、日本三大鳥居(日本三鳥居)に数えられる吉野山金峯山寺・銅の鳥居(かねのとりい)、四天王寺・石の鳥居、安芸の宮島・朱丹の大鳥居は、すべて神仏習合時代のもの。金峯山寺、四天王寺は

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日本三大木造鳥居とは!?

鳥居はもともとは木造だった推測され、現存する歴史ある鳥居の多くは木造(近世以降は石造なども)。日本三大木造鳥居に数えられるのは氣比神宮・大鳥居(福井県敦賀市)、春日大社・一之鳥居(奈良県奈良市)、厳島神社・大鳥居(広島県廿日市市)で、共通す

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