毎年8月第1土曜、石川県七尾市で能登のキリコ祭りの横綱といわれる『石崎奉燈祭』(地元では=いっさきほうとうまつり)を開催。石崎八幡神社の奉納祭(祭礼)。漁師町石崎の海の男たちがねじり鉢巻に地下足袋、きつく締めたサラシにお守りを携え、威勢のいいかけ声で大奉燈(キリコ)を担いで練り歩きます。
堂前広場での大奉燈の乱舞競演は豪快
高さ15m、幅3m、重さ2tの大奉燈を100人で担ぎますが、その統制ぶりは必見の価値があります。
「サッカサイ、サカサッサイ、イヤサカサー」と威勢のよい掛け声とともに町内を練り歩きます。
夜には奉燈に灯火が献じられ、奉燈の胴体部に記された豪快な武者絵や大書の墨字が闇の中に浮かびあがり幻想的。
堂前広場での6基の大奉燈の乱舞競演は豪快。
建ち並ぶ家々の軒先をかすめて進む様は迫力満点。
『石崎奉燈祭』は、もともとは石崎八幡神社の納涼祭で、明治22年、網大工が奥能登から古い「キリコ」を移入して始まったといわれています。
能登に数多く点在するキリコ祭りは京・祇園祭の流れを汲み、石崎奉燈祭も平成7年まで京・祇園社(現在の八坂神社)の例祭日にあたる旧暦6月15日に行なっていました。
日本遺産「灯り舞う半島 能登 〜熱狂のキリコ祭り〜」の構成資産にもなっています。
石崎八幡神社の創立年代は不詳ですが、元慶年間(877年~885年)に京の石清水八幡宮から分霊を勧請したと伝えられる古社。
明治に村社となり、昭和18年に西宮神社を合併しています。
石崎奉燈祭|七尾市 | |
開催日時 | 毎年8月第1土曜 |
所在地 | 石川県七尾市石崎町 |
場所 | 石崎八幡神社 |
関連HP | 七尾市公式ホームページ |
電車・バスで | JR和倉温泉駅下車徒歩すぐ |
ドライブで | のと里山海道和倉ICから約2.5km |
駐車場 | あり |
問い合わせ | 七尾市観光交流課 TEL:0767-53-8424 |
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