岩手県八幡平市松尾寄木、八幡平を横断する八幡平アスピーテライン途中、標高1255m地点にあるビュースポットが源太岩展望所。秀峰・岩手山を眺める絶景の地ですが、眼下には北ノ又川の大渓谷、ダケカンバやブナの樹海とアスピーテライン随一の展望地となっています。
坂上田村麻呂の蝦夷征伐の伝説を伝える展望地
八幡平アスピーテラン途中、茶臼岳(1578.2m)から南東へ突き出した尾根にあるため、展望地として絶好のロケーション。
しかも八幡平アスピーテライン入口から岩手・秋田県境の見返峠駐車場、山頂レストハウスとの中間地点にあるので、ドライブ途中のひと休みに絶好。
ヘアピンカーブの上には源太岩があります。
ちなみに八幡平には源太森、源太岩と源太の名が付く頂と岩がありますが、平安時代(桓武天皇の治世)、征夷大将軍となって蝦夷征討を行なったという坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)の配下の霞の源太忠義、源太忠春に由来。
延暦16年(797年)、坂上田村麻呂は、源太忠義(げんたただよし)、源太忠春(げんたただはる)に岩手山中の賊軍を探ることを命じ、八幡平のアオモリトドマツ茂る森を抜け、敵地を遠望できる山頂に出ました。
この森が源太森で、周囲を見渡した岩が源太岩ということに。
戦の際に、八幡大菩薩に祈願し、見事に賊を討ち果たしたので、一帯を八幡平を名付けたとも伝わっていますが、湿地と原生林の八幡平山上(物資の補給も困難)に賊軍が隠れるかという疑問も生まれ、あくまで伝承の域を出ない話です。
源太岩展望所 | |
名称 | 源太岩展望所/げんたいわてんぼうしょ |
所在地 | 岩手県八幡平市松尾寄木 |
ドライブで | 東北自動車道松尾八幡平ICから約19km |
駐車場 | 5台/無料 |
問い合わせ | 八幡平市観光協会 TEL:0195-78-3500 |
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