岩手県紫波郡紫波町船久保、岩手県道25号(紫波江繫線)沿いにある奥行176mの鍾乳洞が、船久保洞窟。洞内には美しい鍾乳石、石筍が下がるほか、縄文人が暮らした住居跡の50平方メートルのホールからは、縄文時代中期〜晩期の土器、石斧、石鏃、骨角器、獣骨も出土しています。岩手県の天然記念物に指定。
入洞にあたっては、赤沢公民館長に状況の確認が必要
昭和3年の冬、地元の猟師が発見という岩手県らしい鍾乳洞で、洞内の気温は一年中12度前後で一定。
岩手県は日本三大鍾乳洞に数えられる龍泉洞(岩泉町)、日本最長(総延長23.7km)の安家洞(あっかどう/岩泉町)、「自然洞窟博物館」と称される幽玄洞(一関市)など、有名な鍾乳洞の多い「鍾乳洞王国」のため、船久保洞窟はいたって無名の存在。
白竜鉱山
太古に南洋の浅瀬で発達したサンゴ礁に由来する石灰岩と泥岩、砂岩及び凝灰岩の層(船久保層)で、すでに縄文人がムラを形成していた時代に、この洞窟に炉を築いて暮らした痕跡が残されています。
入洞にあたっては、赤沢公民館長に連絡をして、見学の可否の確認が必要。
船久保洞窟 | |
名称 | 船久保洞窟/ふなくぼどうくつ |
所在地 | 岩手県紫波郡紫波町船久保百沢 |
関連HP | 紫波町観光交流協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR紫波中央駅からタクシーで20分 |
ドライブで | 東北自動車道紫波ICから約13km |
問い合わせ | 赤沢公民館長 TEL:080-1652-6695 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag