JR東海ツアーズが、東海道新幹線の「こだま」利用限定で設定する片道新幹線のきっぷが「ぷらっとこだま」。注目は、1ドリンク引換券が付いていることと、東京・品川〜名古屋ならプラス800円、京都・新大阪までならプラス1200円でグリーン車を利用できること。のんびり旅をお得に楽しめます。
東京から名古屋以遠ならグリーン車利用がおすすめ!
設定があるのは、東京・品川・新横浜で「こだま」に乗車する場合は、静岡、浜松、名古屋、京都、新大阪まで。
東京駅〜静岡駅は「こだま」で1時間20分で、名古屋までのちょうど中間。
東京駅〜名古屋駅は2時間40分(「のぞみ」よりプラス1時間)ほど、京都駅までだと3時間30分(「のぞみ」よりプラス1時間14分)、新大阪駅には3時間54分(「のぞみ」よりプラス1時間14分)かかります。
実は、「こだま」は、名古屋駅までの間に、待避線のない熱海駅以外で、後続の「のぞみ」、「ひかり」に抜かれます。
後続列車2本に抜かれる際に、三島駅などで時刻表では表示されない5分停車などもあり、気長に構えなければ、イライラしてしまいます。
逆に名古屋まで頑張れば、その先は、京都、新大阪まで乗車しても「のぞみ」に比べて14分しか違わないので、使い勝手としては、静岡でやめておく、名古屋・京都・大阪まで頑張るという2通りが想定できます。
東京駅から | ぷらっと普通車 | 通常の普通車料金 | ぷらっとグリーン車 | 通常のグリーン車 |
静岡駅 | 5,100 | 6,270円 | 6,600 | 8,740円 |
浜松駅 | 7,100 | 8,440円 | 8,600 | 12,100円 |
名古屋駅 | 8,800 | 11,300円 | 9,600 | 14,960円 |
京都駅 | 10,900 | 14,170円 | 12,100 | 19,040円 |
新大阪駅 | 11,100 | 14,720円 | 12,300 | 19,590円 |
上記の料金比較をみてもわかるとおり、名古屋駅から先なら、通常の普通車指定席を利用するよりも「ぷらっとこだま」のグリーン車タイプを利用するほうが安いことに。
静岡駅まででも、グリーン車利用でも330円の差額なので、ワンドリンク券をビールに換えればトントンという計算になります。
利用にあたって注意したいのは、EXサービス会員専用ということ。
チケットもこれまでの券売機での受取からチケットレス化しています(、「IC乗車」「QRチケット乗車」/座席もシートマップで詳細な位置が選択可能)。
参加者全員分の乗車用ICカード(交通系ICカードなど)を予約記録毎に、事前に登録・指定のうえ新幹線改札機にタッチして乗車する必要があり、慣れるまでは少し面倒かもしれません。
座席変更も同一列車・同一設備内においてのみ可能。
購入できるのは乗車日の1ヶ月前の11:00〜前日の22:00なので、旅行日が決まったら早めの予約購入がおすすめです。
ドリンク引換券は、新幹線ホームなどの「クーポン券引換店」の看板のある売店ならOK。
660ml以下のソフトドリンク(医薬部外品を除く)、350ml以下の缶ビール(一部商品はロング缶も可)、500ml以下の酎ハイ、発泡酒(日本酒は引換え不可)で(価格により一部除外品があります)。
以前は差額を払ってワインに引き換えも可能でしたが、現在はできなくなっています。
価格的には、対象となる商品のうちでもっとも定価が高い缶ビールなどに換えるのがお得です。
ちなみに、東海道新幹線「こだま」でも 令和2年7月に登場したN700Sで運転されるものもあるので、新型車両の快適さにこだわるなら、N700Sを選ぶのも手。
「ぷらっとこだま」利用で、お得にグリーン車に乗ろう! | |
料金は2023年12月時点のものです | |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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