志布志鉄道記念公園

志布志鉄道記念公園

鹿児島県志布志市志布志町、志布志港近くにある大隅線・志布志線のターミナル駅・志布志駅に隣接した志布志機関区を公園として整備したのが、志布志鉄道記念公園。C58蒸気機関車(C58 112)も展示され、例年12月上旬〜1月初旬には『志布志イルミネーション』で電飾されます。

国鉄最南端の機関区だった志布志機関区跡を公園に

志布志駅は、大正14年3月30日 、鉄道省の志布志線大隅松山駅〜 志布志駅駅間の開通で開業した歴史ある駅。
昭和10年には古江東線(後の大隅線の一部)志布志駅〜東串良駅間も開業(昭和47年9月9日、大隅線が全線開業)。
昭和38年5月8日、 日南線南宮崎駅〜北郷駅間開業に伴い、志布志線の志布志駅〜北郷駅間を日南線に編入(日南線全通)、日南線の駅にもなっています。
その後、昭和62年3月14日に大隅線が、3月28日に志布志線が全線廃止に。

昭和62年4月1日のJR九州発足後は、日南線の駅で、駅舎も終着駅として、旧駅舎から70mほど北東側に平成2年に新設されています。

かつての大隅線、志布志線、日南線が交わる志布志駅は志布志機関区、車掌区、保線区も配され、転車台もあったターミナル駅でした(鹿児島鉄道管理局管轄)。
日南・大隈線用のC11蒸気機関車、志布志線用のC58蒸気機関車が配備され、九州でも最後まで(昭和50年1月まで)SLが残った機関区です(SLが廃止される頃には多くの鉄道ファンが全線乗りつぶしを兼ねて志布志機関を訪れていました)。

その機関区の跡地の一部を整備したのが、志布志鉄道記念公園で、C58蒸気機関車(C58 112/昭和14年製造)、車掌車(ヨ8951)、国鉄キハ20系気動車(キハ52 130/昭和40年製造)が一列に連結されて保存されています。
保存されるC58蒸気機関車(C58 112)も最後まで志布志機関区に配属された機関車で、廃車を免れ公園で余生を送っています。

大阪港第2ターミナルとを結ぶ「さんふらわあ」が発着する志布志港フェリーターミナルへは、志布志鉄道記念公園から徒歩20分ほどの道のりです。

大隅線では吾平駅跡が吾平鉄道記念館(キハ20 452を保存)、鹿屋駅跡が鹿屋市鉄道記念館(キハ20 441を保存)になり、全体では3ヶ所の駅が鉄道公園・記念館になっていて、地域の鉄道への思いを感じる取ることができます。

志布志鉄道記念公園
『志布志イルミネーション』
志布志鉄道記念公園
名称 志布志鉄道記念公園/しぶしてつどうきねんこうえん
所在地 鹿児島県志布志市志布志町志布志3-26
関連HP 志布志市観光特産品協会公式ホームページ
電車・バスで 志布志駅から徒歩5分
ドライブで 東九州自動車道志布志ICから約3km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 志布志市志布志支所産業建設課 TEL:099-472-1111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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