神奈川県箱根町を走る箱根登山鉄道、日本で唯一の本格的な登山鉄道。なかでも標高165mの塔ノ沢駅から標高448mの宮ノ下駅間はもっとも標高差が大きな場所で急勾配の連続。出山信号場のスイッチバックを最初に、大平台駅、大平台信号場の3ヶ所でスイッチバックが行なわれます。
最初のスイッチバックが出山信号場
箱根登山鉄道の最大傾斜は1000分の80(80‰=パーミル)で、これは、1000m走る間に80m上るというもの。
箱根湯本駅を出るといきなり80‰の急坂に挑戦します。
そんな急坂を克服しても、さらに強羅へと進むうちに、スイッチバックしないと高度差をクリアできない場所が生まれてきます。
それが、出山信号場、大平台駅、上大平台信号場と3ヶ所続くスイッチバック。
スイッチバックとは進行方向を変えてジグザグに上る方法で、そのたびに運転手と車掌が入れ替わる必要が生じます。
出山信号場、上大平台信号場では、下車できませんが(車窓から見学)、大平台駅では、駅のホームからスイッチバックする電車を間近に眺めることができるので、乗車の際にはじっくりと確認を。
取材協力/箱根登山鉄道(画像は過去に箱根登山鉄道職員立会いの元で、出山信号場で撮影したものです)
箱根登山鉄道・出山信号場のスイッチバック | |
名称 | 箱根登山鉄道・出山信号場のスイッチバック/はこねとざんてつどう・でやましんごうじょうのすいっちばっく |
所在地 | 神奈川県足柄下郡箱根町大平台 |
関連HP | 箱根登山電車公式ホームページ |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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